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2015年第11回写生会

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本日、2015年第11回写生会を開催しました。

本日はちょっと遠出をして、京都府相楽郡笠置町にある笠置山へ行ってきました。

実は笠置町には2008年にも来たことがあります。その頃はちょうど紅葉のきれいな頃で、京都市内なんかどこも混んでると思って市内から脱出し、木津川畔から色づいた山を描きました。あれから7年経って桜の季節。あの自然を思い出してもう一度行きました。

JR京都駅7:04発の電車に乗って木津、加茂で乗り換え、笠置駅に8:24に着きました。着いてみると早速桜の木がお出迎え。ハイカーたちが駅前に集まっているのを尻目に、木津川の方へ向かって歩き出しました。ここは河川敷にキャンプ場があり、JRの線路に並行するように桜並木があり、きれいでした。これを対岸から描こうと、木津川を渡りました。

キャンプ場には車が点在していましたが、対岸はとても静かで、スケッチするにはいい環境でした。そしてキャンプ場の桜並木を描きました。

私は桜となるとどうしてもクレヨンを使いたくなるのです。ほとんど白に近いピンクで、雲のようにもりもりしているからだと思います。これも色鉛筆とクレヨンで描きました。大きな山と、帯のような桜並木、そして川沿いの草。ラフだけど迫力のある絵に仕上がったと思います。

そして、今日は2008年には出来なかったことをやり遂げました。1つめは、笠置山に登ったことです。1枚目を描いた時点でまだ10時だったので、時間はたっぷりあると思って登り始めました。標高289mで、舗装された山道を登ることができるとは言え、やっぱり山です。上り坂はきついです。途中でしんどくなって何回も立ち止まりました。それに山のきれいな自然を写真におさめようとこれまた何度も立ち止まり、頂上へ着くまで1時間かかりました。

そしてそこにある笠置寺がありました。すると中は巨岩、奇岩の数々があり圧倒されました。巨岩に仏様が描かれた「弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)」は圧巻でした。スケッチしたい岩はいくつもあったけれど十分距離をとることができませんでした。遊歩道もまるで登山の続きみたいでこれまたしんどかったです。途中の広場で昼食をとり、まだまだ歩くとまた広場があってちょっと面白い岩があったので描くことにしました。

描いたのは「貝吹き岩」です。この岩は、昔は修験者がこの上で法螺貝を吹いたそうで、また1331年(元弘元年)の「元弘の変」の折りには、後醍醐天皇方の武士が士気をたかめるために、この上から法螺貝を吹いたとも言われているそうです。なるほど何となく法螺貝みたいな岩です。そばには桜が咲いていたので、この岩と桜を描きました。これは透明水彩と花の部分にクレヨンを使いました。ただ、山を登ってもう疲れ果てたのか、ずいぶん雑な絵になってしまいました。

やり遂げたことの2つめは、笠置駅近くにある「わかさぎ温泉 笠置いこいの館」で温泉に入ったことです。ここで登山で疲れた身体を癒しました。重たかった足もすっかり軽くなりました。

数日前は、今日は雨かと心配していたのですが、晴れてよかったです。そして登山中はスミレやツツジ、散椿、そしてサクラ、きれいな声で鳴くウグイスに囲まれてよかったです。まさに自然を満喫したスケッチ日帰り旅行、行ってよかったです。

今日はスケッチの画像のほかに動画のおまけもつけます。ウグイスの鳴き声桜吹雪です。

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