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2014年第30回写生会(柊野堰堤と彼岸花)

(この記事は全文公開の投げ銭制記事です。また、I my me gallery blog  にも同じ記事を載せております)

本日、2014年第30回写生会を行いました。
本日は朝も早よからまたもや賀茂川へ行きました。

実は一昨日、彼岸花咲く田畑を描いたと賀茂川沿いを歩いていて、柊野堰堤に来たのです。柊野堰堤とは、賀茂川の上流の方にあり、鴨川の滝とも呼ばれるダムなのです。ここは前からいい景色だなと思っていたのですが、一昨日ちょうどそのダムが見える風景の右隅に、真っ赤な彼岸花が咲いていたのです。

これは絵になる、描きたいと思ったのですが一昨日は田畑を描いてスケッチブックは全部描き切ってしまい、紙がありませんでした。今日は1日休もうと思っていたのですが、どうしてもあきらめきれず、今日描くことにしました。それも今度はイーゼルにキャンバスを持って、アクリル絵具で。かなり荷物が多いのですが、一部はカートにくくりつけて運びました。

自宅から市バス46系統の始発に乗りました(始発といっても朝7時台ですが)。そして上賀茂神社前で降りました。一昨日はここから歩いたのですが、かなり距離があるので、今日は体力の消耗を防ごうとここからタクシーに乗りました。

着いてみると、まだ土手に彼岸花が咲いていました。そして柊野堰堤はザーザーと音を立てて水が流れています。早速イーゼルを組み立ててキャンバスを乗せて挟み、描き始めました。

今回使ったのはアクリル絵具です。ペーパーパレットに絵具をのせて水で溶いて、どんどん描いていきました。アクリル絵具はとにかく乾くのが速いのです。色を塗って次の色を塗ろうとしたらだいぶ乾いています。私はただでさえざっくりと描く方なのですがもっとざっくりになってしまいました。なかなか難しいです。でも勢いをつけて滝が流れる堰堤を描き、手前の叢を描いて、そして彼岸花を、もう思いっきり赤く描きました。こう、雄大な景色の隅に、可憐に、しかし鮮やかに咲く彼岸花。これが描きたかったのです。

勢いで描いたものですからなんと1時間半ほどで描き上げ、しばし川を眺めて帰りのバスに乗りました。

普段は荷物が重くなると思ってイーゼルは持っていかないんですが、こうして野外でイーゼル立ててキャンバスに描くと、またより一層1枚の絵を仕上げたという気分になっていいですね。何かの機会に原画を展示できたらいいなと思います。


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