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成功を目指さないことが成功に繋がる

高城剛さんのメルマガのとある回のQ&Aがとても共感できました。

▽Q.8▼▽
21歳、大学生です。
ミュージシャンとして生きるか、スタートアップを始めるか、一旦就職するか、迷っています。そこで質問です。どの道を通っても成功する方法があるとしたら、それはなんでしょうか?

【 A 】
誰よりも本を読むこと。
成功者の話はどうでもいいので、失敗した人の話をしっかりお聞きすること。
他人を意識して自分を誤魔化さないこと。
そして、なにより大切なのが、成功を目指さず失敗しないように心がけること。
この四点です。
成功を目指すと、どこかで無理したり人に無理強いしたり、誰かの気持ちを踏みにじってしまうものです。
長期的視座に立って、楽しい人生を目指しましょう!

それを「成功」というのです、資金調達やIPOなどではなく。

高城未来研究所「Future Report」

成功を目指さずに失敗しないように、長期的視座に立って、楽しい人生を目指す。それが成功である、と。これには心をがーんと打たれました、「資金調達やIPOなどではなく。」というところも含め。

過去に上場を目指すベンチャーで働いた経験がありますが、良い面も悪い面も見てきました。ストックオプションをちらつかせてやり甲斐搾取されたり、勝手に話が無かったことになっていたり、ともかく数字でしか評価されないとか、鬱状態になる人が続出するのに「そうした犠牲も必要」と言い切られたり。

一方で上場を目指す経営者の立場になったことがないので偉そうなことは言えませんが、きっと平社員にはわからないようなプレッシャーやリスクをかけているからこそ仕方ないのかもしれません。

「成功を目指すと、どこかで無理したり人に無理強いしたり、誰かの気持ちを踏みにじってしまうものです。」

僕自身、「共感性が高い」(ストレングスファインダー診断でもそうでした)ので、真面目で良い人がタスクを抱えすぎたり、頑張りすぎて倒れてしまう人たちが増えるのにな切り捨てるような対応しかいない上層部に「こんな会社潰れてしまえ!」と本気で思ってしまうぐらい心が荒れていた時期がありました(結果すぐに退社)

上場を目指すスタートアップで働くことを否定したいわけではなく、
「自分自身の成功(幸せ)とは何か」
ということを常に考えるのが大切になる、というのが今回言いたかったことです(素敵なスタートアップ会社もたくさんあります)

さて、質問です。

・業務内容自体は得意ではあるが好きではない
・月〜金は残業も含めてフルマックスで働く、土日の稼働もありそう
・投資家や役員陣とのコミュニケーションストレスもありそう
・年収1000万円で、5年間働いて会社が無事に上場したら5億円分のストックオプションを渡す(上場してValueがつかない可能性もある)。

こんな条件を提示されたらあなたはどうしますか?
僕は過去の経験から断ることでしょう、と簡単に断言できればいいですが、やっぱり5億円はでかい…年収1000万円もあるしなぁ、と迷いそうです笑

今時点の僕なら断るでしょう。なぜならお金は二の次でもいいと思えるやりたいことができたので。

逆に20代でやりたいことも具体的になかったら挑戦することでしょう。仮にストックオプションがもらえなかったとしても大きな経験になりそうなので。

人にとっての「幸せの基準」はその時の状況によって変わる可能性があるし、変わってもいいと僕は思います。あえて昔から大事にしていることは「迷ったら楽しそう(ワクワクしそう)な方」を選ぶようにしてきました。

他人や世の中が決める「幸せ」の基準に自分をはめず、自分の心に何を大事にしたいか耳を傾けてみましょう!


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