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わかる!四柱推命基礎の基礎講座11 『蔵干』

こんにちは。
占いのいなば、稲葉千津です。
札幌で個人鑑定と占い講座をやっています。

わかる!
四柱推命基礎の基礎講座へようこそ。

第11回目の今日は、
蔵干
について解説していきます。

ちなみに前回は、
十二支の変化
という内容でした。
リンクはこちらです↓
https://note.com/inabachizu/n/nb34bea649989

では、
本題に入りましょう。


今日は、
十二支の中に内蔵されている干の解説です。
前回、
三合や半合は、
丸暗記して頂いたのですが、
今回は何故その3つを組み合わせるのか、
理解しやすくなるかも・・・しれません。

例えば、
「春」
を例にみてみましょう。
右から左に季節が動きます。

墓←旺←孟
辰←卯←寅

春を表す地支は、寅・卯・辰。
寅は春の初め「孟」、
卯は春の盛り「旺」、
辰は春と夏の境目「墓」、
となります。
ここまではおさらにになりますね。

この、
寅、卯、辰は、
それぞれ干を内蔵していて、
実はこんなしくみになっています。


墓←旺←孟
辰←卯←寅
  戊 (余気)
癸   丙 (中気)
戊   (本気)

寅の中には、戊・丙・甲が内蔵され、
卯の中には、甲・乙が内蔵され、
辰の中には、乙・癸・戊が内蔵されています。
内蔵している干なので、
「蔵干(ぞうかん)」と呼びます。

木(甲・乙)は春を表します。
寅と卯のなかに甲、
卯と辰のなかに乙があり、
リレーのように引き継がれています。
この3つの支が揃うと、
春の塊である、
寅卯辰東方木地となります。

蔵干の1つめを余気、
2つめを中気、
3つめを本気、
と言います。
旺の十二支、卯・酉・子は、
余気と中気が一緒になり、
午だけは、
余気・中気・本気に分かれます。

更に。

蔵干に甲と乙を持つ十二支は、
他に2つあって、
それが卯と共に、
亥卯未三合木局となる亥と未です。

墓←旺←孟
未←卯←亥
丁 甲 己 (余気)
乙   甲 (中気)
己 乙 壬 (本気)

亥は、
冬を表す、亥子丑北方水地の孟、
未は、
夏を表す、巳午未南方火地の墓、
それぞれ蔵干の中気に、
甲と乙を内蔵しています。
三合の組み合わせがしっかり頭に入ってないと、
蔵干も覚えられないので、
分からない方はしっかりと暗記して下さい。

十二支を蔵干と共に一覧でみてみましょう。
こちらも右から左に季節が進んでいます。

墓←旺←孟
辰←卯←寅
乙 甲 戊
癸   丙
戊 乙 甲

墓←旺←孟
未←午←巳
丁 丙 戊
乙 己 庚
己 丁 丙

墓←旺←孟
戌←酉←申
辛 庚 戊
丁   子
戊 辛 庚

墓←旺←孟
丑←子←亥
癸 壬 戊
辛   甲
己 癸 壬

スマホで見ると、
位置がズレてしまうので、




3つずつ書きましたが、
ぜひ、
ノートに十二支全てを並べて、
三合も確認してください。

実は今日の宿題は、
この蔵干を全て暗記していただくことです。
覚えるためのヒントを
まとめとして書きますので、
参考にしてください。

【きょうのまとめ】
1.十二支は干を内蔵していて「蔵干」という。
2.蔵干は、余気→中気→本気と流れていく。
3.孟の余気は必ず戊、中期は三合の季節の陽干、本気は旺の季節の陽干。
4.旺の余気は孟の本気の干を引き継ぎ、本気は余気と陰陽違い。丙のみ中気に己が入る。
5.墓の余気は網の本気の干を引き継ぎ、中期は三合の季節の陰干、本気は陽の辰戌は戊、陰の未丑は己。

【今日の宿題】
蔵干を暗記し、書けるようになること。

暗記は本当に大変かと思います。
応援しています!

次回は、家族の縁をみる方法について、
解説します。
お楽しみに。


今日も最後までお付き合い頂き、
ありがとうございました。

次回もよろしくお願い致します。

では、また。


※追記※
四柱推命の歴史は大変古く、様々な流派、様々な解釈があります。今回の解説も、これが絶対正しい!という訳ではありません。いち解釈のひとつです。
もし機会がありましたら、他の解釈、解説にも触れて頂けたら、と思います。
そしてこのブログが、四柱推命に興味を持つきっかけになったとしたら、とても嬉しいです。

第一回目から読んでみたい方は、
こちらからどうぞ↓
https://note.com/inabachizu/n/nbef45270f336

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