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コスパやタイパの対岸にあるもの。

どこにでもいる市井の民のぼくでも20年以上働いていると『商道』みたいなものが身についてきます。自分にとっては「誰かの役に立つ」「正直でいる」「敬意を持つ」「丁寧にやる」「借りは返す」みたいなことです。難しいことではなくビジネスでの道徳であり、Googleの “Don't be evil. ” も似たようなものだと思います。

商道というマインド

ビジネスの道徳でありマインドの話なので強制されるものでもないし、押し付けるものでもない。ぼくも誰かに教わった訳ではないし。自分が大切にしていればそれでいい。それでも稀に「あ、この人、そういうマインドが全然ないんだ…そういう風に仕事してこなかったんだ」と思えるような人もいて。もう心のシャッターをすぐ降ろしてそそくさとそこから立ち去るようにしています。偏見だろうし、古いのかもしれないし、そんな断定的にするなと言われるのはごもっともですが、こればかりは仕方がない。生き物における嗅覚みたいなものなので。

どれだけ今っぽい言葉を繰り広げようが、クリエイターっぽい仕草をしようが、腰が低かろうが、「あ、無理…」と思ったらすぐ離れる。なるべく関わらない。たぶんコスパとかタイパの真逆に位置する価値観でしょうがいいんだそれで。もう人生後半戦なので、自分の大切なことを大切にして生きていきたいと思います。

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報道から伝わるビッグモーターからは商道の匂いは少しも感じない。何でそうなっちゃうんでしょうね。企業や組織が道徳崩壊に至るメカニズムはぼくには分からないので、人物や組織から臭みを感じたらすぐ離れる/受け入れない/相手にしないといった自己防衛をするしかないよなあ…と思っています。


関連note

「何のために仕事をしているのか?」という問い。

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