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「Web活用を活かすも殺すも上司の矜恃にかかっている」と思った方が成果が出る。と思っています。

2022年はWeb活用を始める中小企業が増加した年だと思います。Web活用を始めるとだいたい障壁になるのが「コンテンツ書けない問題」です。

同僚の佐藤さんのツイートを見て、本当にそうだなあと思いました。

“ 当たり前の情報でも、ユーザーから見たら「ありがたい情報」ということもよくあります。”

これ本当です。ゼロからではなく今あるものを応用するのがコツです。「コンテンツを評価するのは自分たちではない。ユーザーだ」と心に刻んでください。特に上司が偉そうに添削するのは超ナンセンスです。

Webの長所のひとつは「仮説を立てて、試して、検証すること」です。コンテンツはその代表的な手法です。気づいていなかったユーザーの悩みやニーズを発見することもできます。 それなのに、コンテンツをリリースする前から上司があーだこーだ煩いと「上司のOKを取るためのコンテンツ」になります。

それはほぼ何の意味も持ちません。時間と労力をかけて会社が獲得するはずの知見や発見を削いでいるので害悪ともいえます。 上司に認めてもらう立派なコンテンツを作ることがWebの目的ではありません。コンテンツの価値はユーザーが決めます。陥りやすい罠なので、上司の方はマジで注意してください。

コンテンツの価値を決めるのはユーザー

とにかく、コンテンツをリリースする前に自分たちで勝手に評価したり決めつけないこと。「珍しくない技術だから外に出したら恥ずかしい」とかは最大のNG。プロダクトやサービスやコンテンツといった物事の「価値」を決めるのは必ず他者です。ユーザーです。上司じゃない。その原則を忘れないこと。

「製品のバリューを教えてくれるのはユーザーです。その声を広く深く知るためにコンテンツ作りは大切な業務のひとつ。だから一緒に頑張ろう」と励まして、Web担当者や部下の行動を評価してあげるのがWeb活用における上司の大切な役割だと思います。経営層のおじいさんが分からんちんなことを行ってきたときの防波堤も上司の大事な役割です。これはITリテラシーとかWeb知識とかの話ではありません。矜恃の領域です。

日本中の中小企業の上司の皆さん、がんばりましょう。


関連note

コンテンツは水平展開できる。「コンテンツ納品」は終わりではなく、始まり。


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