小学生のガチプレゼンに桃鉄ゲーム監督がバキ打ち。社会人のぼくにも響きまくった話。
『「桃鉄に枚方市を追加してください」桃鉄ゲーム監督の前でガチプレゼン。大阪・枚方市小倉小学校』
こちらの記事がとても興味深かったです。小学生のガチプレゼンに桃鉄のゲーム監督がバキ打ちしたコメントがすごかった。ちょっと泣きそうになってしまった。
ゲーム監督のフィードバックを下記に一部抜粋しました。小学生相手に本気のダメ出し。これは立派。
調べ方が足りない。どういう条件がクリアしないと入らないかということも調べられていない
人に採用されるには、自分だけがいいなと思っていることだけじゃなくて、周りの人たちにも認めてもらわなきゃいけない
点だけじゃなくて時間軸や面で考えた方がいい
たくさん調べて考える。いっぱい失敗すること。それしかない
ゲームしかやっていない人は、正直に言うと、実際にはあまり使えないことが多いです。(略)いろんなことに興味を持つことがゲーム制作につながっていく
最終的には自分で考えて、自分で動かないといけない
「子ども扱いしない」と明言したとおり、ぼくたち一般の仕事人にそのまま響く言葉ばかり。響くどころか日々の仕事の反省点がゴリゴリと浮かび上がるフィードバック。ぼくはWeb制作をなりわいにしていますが、そのまま当てはまると思います。調べること。準備すること。考えること。戦略を立てること。いっぱい失敗してそれでもまた試すこと。何の仕事をやるにしてもこれが基本ラインなんですよね。
最大のポイントは「人に採用されるには、自分だけがいいなと思っていることだけじゃなくて、周りの人たちにも認めてもらわなきゃいけない」だと思います。そのための準備や思考や戦略であって。知っているつもりで全然できていない仕事人がどれだけ多いことか。言われたことをこなすことに慣れてしまってアリバイのような仕事をしている人がどれだけ多いか。自分の満足のためでなく、相手の満足のために動けること。自分のやりたいことだけではなく、相手の要望に自分のやりたいことをどう織り交ぜられるか。何をやるにしても自分ではなく相手(顧客、ユーザー、市場、チーム)を軸とすること。それらが結果的に自分の満足にもつながるし、自分の成長にもつながる。ひとりよがりの満足なんてたかが知れているのだ。それに気づくことがまず「仕事の基本」になる。桃鉄のゲーム監督のバキ打ちは「仕事の基本」を本気で小学生たちに伝えようとしていて胸を打ちました。というか、社会人20年以上のぼくにも響きまくりでした。
プレゼンを作っていいのできたなぁーとか思ってたから、だだの自己満足で終わっていたんだなと思った
企画は1回だけじゃ通らないという社会を知った
自分たちが作ったプレゼンじゃあ説得できなかったし、もっと多角的に調べた方がよかった
自分では調べたと思っていたけど、まだまだ調べる内容が薄かった
辛口な講評が返ってきたけど、内容が薄いところとかが、その通りだと思った
悔しすぎたのでもう一回チャレンジしたい
考えるのはタダだから、もっと頑張って大人の人でも納得ができるようなプレゼンをしてみたい
次はもっと詳しく、なぜそうなのかとかを調べてより説得力を上げたい
もっと調べて何回も提案して成功できればいい
バキ打ちされた小学生たちがお仕着せの言葉ではなく、気持ちの乗っかった感想を語っていて。その気持ち、めっちゃわかるぞ。悔しいよな。次は見てろよ!と思うよな。おれの実力はこんなもんじゃないぞ!やりゃあできるんだよ!と言いたいよな。こういうのを待っていました!と言わせたいよな。すごい!って言ってほしいよな。本気で取り組んで本気で悔しい思いをできるのが仕事の良いところ。本気で取り組むから成長できるし。枚方市小倉小学校の6年生たちに負けないようにぼくもがんばりたいと思います。
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