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観る人によって印象が全然違う映画『ビーチ・バム』

長野相生座ロキシーで映画『ビーチ・バム』

「美しいもの」を描こうとしている映画だと思います。詩や音楽と同じような形を持たない美しさ。ただ、ぼくはそれを肌で知覚する能力がない。離れた場所からそう見えるだけで。感じる人はスッと入れて、奥の深い所まで届く映画だと思います。音楽のように。

チャーミングに騒がしいし、ふざけている。魅力的に下品だし、意味がない。クズでセンチメンタルな臆病者。矛盾がごったまぜなのに美しい。『ビーチ・バム』はそんな映画でした。

ただ、ぼくは頭でしか捉えられない。肌で知覚できない。それがぼくの弱点です。観る人によって印象が全然違う映画だと思います。興味をもった方はぜひ。


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