ほぼギャンブル?中国新興EVメーカーの行方

基本的にはJNJなどの米国高配当株を中心に投資していますが、それだけでは面白みがなく、もしかするとワンチャンある様なギャンブルっぽい銘柄に投資したくなる時があります。これは資産運用と言うよりも単純に趣味の領域で、宝くじを買う様な感覚です。このような感覚で少し面白い銘柄を見つけたので少額ですが投資してみました。

正道集団(ハイブリッド・キネティック・グループ)

それが、中国のEVメーカーである正道集団(ハイブリッド・キネティック・グループ)と言う会社です。中国のEVメーカーは数百近くあり、戦国時代の様相を呈しています。このメーカーも実際にはまだEVを販売できておらず、コンセプトカーを数台発表しているだけです。それでも、他のEVメーカーに比べ面白いと思うポイントがありましたので紹介したいと思います。

・ピニンファリーナと組んでいる
・方式が面白い(超小型タービンを搭載したシリーズハイブリッド形式)
・現在の株価はボロ株そのもの

それぞれのポイントをもう少し詳しく説明します。

ピニンファリーナと組んでいる

ピニンファリーナとは、フェラーリに代表される自動車のデザインを手掛けているイタリアの会社です。ここがデザインする車はとても美しく、多くのファンがいます。また、中規模程度の生産設備を自社で保有しています。正道集団が発表したコンセプトカーは、このピニンファリーナがデザインしたもので、2社間でのパートナーシップが締結されています。このことから、中国で無数にあるEVの新興メーカーのほとんどが量産まで到達できないであろう現状の中、多少は量産の見込みが高いのかな?と考えたことがポイントです。

方式が面白い(超小型タービンを搭載したシリーズハイブリッド形式)

シリーズハイブリッド形式とはエンジンを発電専用に使い、駆動には電気モーターのみを使用する方式です。正道集団は、この発電部分に超小型タービンを用いています。これにより、小型軽量/効率が高い/メンテナンスフリーな車両の実現が出来るそうです。一例として、スポーツカーコンセプトの「HK GT」は、最大モーター出力800kw以上、最高時速350km/h、0-100km/h加速2.7秒、航続距離1000km以上と言ったスペックらしいです。(加速はあのテスラ「モデルS P100D」と同等)

正直、EVの仕組みには余り詳しくないので実際のスペックがどの程度なのか良く分かりませんが本当に出来たらすごいなぁと思っています。因みにシリーズハイブリッド形式の詳しい解説はこちらのブログが分かり易いです。

現在の株価はボロ株そのもの

現在の株価はざっくりと1株で1円程度です。(株価はこちらを参照)

業績もかなりやばそうで、実際にEVを販売出来るかも不明な会社に対してまともな機関投資家は投資しないでしょう。でもだからこそ、今後の動向によっては夢があると思っています。とりあえず2020年の販売を目指しているそうなので本当にそれが達成できれば少しは面白いことになるかも知れません。

2018年の北京モーターショー以降、ほとんど露出がないので現状の進捗がどうなっているか不明ですが気長に待ちたいと思います。

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