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【eBay】eBayセラーが消費税還付を受けるため具体的な方法(その7-2:Payoneer口座から国内銀行へ送金した時の仕訳-為替差益編-)

こんにちは、いなほです(๑•᎑•๑)ノ

本日は前回からの続きとして、eBayセラーの基本にして利益を上げるための超必須事項。「消費税還付」を受けるための具体的な方法(その7-2:Payoneer口座から国内銀行へ送金した時の仕訳-為替差益編-)について解説させて頂きます。

私のnoteでは「会計ソフト:マネーフォワードクラウド確定申告」で作成した実際の仕訳を踏まえた解説をしております。
実際に消費税還付を満額受けておりますし、税務署に説明して承認してもらった実績もあるので、安心して参考にして頂ければと思います。

為替差益が発生した場合の金額計算と仕訳

為替差益が発生した場合というのは「Payoneerから出金した日のTTMレート > 商品が売れた日のTTMレート」の場合で、基本的な仕訳の考え方は下記(例)の様になります。

この仕訳は下記の4ステップで作成すると非常に楽です。(計算の順番を入れ替えると上手くいきませんのでご注意下さい)

上記4ステップの計算式をまとめると下記の様になります。


  • STEP1. 「売掛金」の算出
    売掛金[円] = 商品の販売価額[ドル] ✖️ 売れた日のTTMレート[円/ドル]

  • STEP2. 「為替差益」の算出
    為替差益[円] = 商品の販売価額[ドル] ✖️ ( Payoneerから出金した日のTTMレート[円/ドル] 売れた日のTTMレート[円/ドル] )

  • STEP3. Payoneerからの入金額を入力
    実際にPayoneerから国内銀行に振り込まれた金額[円]を「普通預金」勘定で仕訳入力します。計算すると分かるのですがPayoneer側が適用する為替レートがTTMレートではなくリアルタイムの為替レートであるため、Payoneerからの入金額[円]を計算で出そうとしても他の勘定科目の金額と帳じりが合いません。                       そのため、「実際にPayoneerから振り込まれた金額」で仕訳を行う必要があります。(Payoneerからの振込で注意すべき点は前回の記事で詳細に解説しております)

  • STEP.4 「支払手数料」の算出
    支払手数料[円] = 為替差益 売掛金  普通預金       Payoneerの手数料は出金額の2%とされていますが、計算をしてもぴったり2%の金額となることはまずありません。
    Payoneer側が送金時に適用する為替レートがTTMレートではないため、実際に私たちが使用するTTMレートと2%という数字をそのまま使って支払手数料を計算してしまうと、対応する入金額が正確に対応しないという問題が発生するのです。(2022年は1日の中でも為替レートが激動したので、TTMレートの2%とはかけ離れた金額になることもしばしば)   よって実際には、上記の様に確定している各勘定の金額から支払手数料を算出する方が楽に仕訳を作成できるのです。

以上、【eBay】eBayセラーが消費税還付を受けるため具体的な方法(その7-2:Payoneer口座から国内銀行へ送金した時の仕訳-為替差益編-)でした。

[2024年3月追記]
ebayセラーの帳簿づけ作業の中でも最も難しい「Payoneerから銀行口座への送金時のPayoneer手数料為替差損益等の計算方法や帳簿への仕訳入力」を、実例で詳細に解説した記事(リンクはこちら)を作成しました(∗ˊᵕ`∗)
非常に好評を頂いている記事ですので、ぜひご覧ください♪

3.最後に

青色確定申告消費税還付の申告は一見複雑に思えるかもしれませんが現在は自動化が大きく進んだこともあり、一度やって一連の流れを理解すれば大した手間をかけずに完了することができます

当ブログでは簿記の知識が無い人でもこれらの税金還付を満額受けられる帳簿の付け方国への申告方法を、実際の会計ソフト税金申告ソフト(e-Tax)操作画面のスクショと一緒に具体的に解説しています。

ぜひ今後も私のnoteをご覧頂き、あなたのeBayビジネスやその他個人ビジネスの利益最大化して頂ければ幸いです(∗ˊᵕ`∗)

それではまた、次の記事をお会いしましょう(๑•᎑•๑)ノシ

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