こんにちは、いなほです(๑•᎑•๑)ﾉ

本日は、eBayセラーの基本にして利益を上げるための超必須事項。「消費税還付」を受けるための具体的な方法（その7-1：Payoneer口座から国内銀行へ送金した時の仕訳-導入編-）について解説させて頂きます。

私のnoteでは「会計ソフト：マネーフォワードクラウド確定申告」で作成した実際の仕訳を踏まえた解説をしております。
実際に消費税還付を満額受けておりますし、税務署に説明して承認してもらった実績もあるので、安心して参考にして頂ければと思います。

"7：Payoneer口座から国内銀行へ送金した時の仕訳"シリーズで解説するのはeBayの帳簿付けで一番難しい、「為替差損益を考慮した仕訳」です。

eBayの帳簿づけで一番難しい仕訳になるので、下記の5つのパートに分けて解説します。

・7-1：導入編
・7-2：理論編 為替差"益"が発生した時の仕訳
・7-3：理論編 為替差"損"が発生した時の仕訳
・7-4：実務編 Payoneerの手数料に消費税はかかるの？
・7-5：実務編 Payoneer口座からの出金額は基本的にeBayの各取引単位

なぜ難しいかというと、簿記における為替差損益の仕訳がややこしいのもありますが、それ以上に"Payoneer運営が銀行振込の際に適用するドル円レート"が、"日本の法律が為替差損益計算に指定するT.T.Mレート"とは違うという点が問題なんですよね…

なので、Payoneer運営が使用したドル円レートを使って為替差損益計算をし帳簿づけを行ってしまうと、T.T.Mレートを使って計算した売上金額と対応しなくなるという、帳簿上の大問題が生じます。

これに対応するため私が過去に税務署開催の確定申告説明会で税理士さんに相談したところ、"シンプルに実際の金額ベースで帳簿づけを行うと良い"という結論に至りました。

つまり、「Payoneerの振込手数料」の計算をする際に「Payoneerの定めている振込手数料率2%」は使わず、下記の計算式で計算を行うということです。

【Payoneerの振込手数料の計算式】
・Payoneerの振込手数料
　＝　売上金額（売上金額は売上日のT.T.Mレートで計算）
　　　ー　実際にPayoneerから振り込まれた金額

ちなみに実際にPayoneerから振り込まれた金額というのは、銀行の口座り歴だけでなくPayoneerアカウントに登録しているメールアドレスに送られてくる下記のような出金明細からも確認することができます。

ただ、上記明細だと小数点以下を含む数値のため若干仕訳がしづらいので、仕訳には銀行に実際に振り込まれた小数点のない金額を使用すると良いでしょう。

以上、”その7-1：Payoneer口座から国内銀行へ送金した時の仕訳-導入編(注意点の解説)-”でした。

次回からは為替差損益の計算と仕訳の考え方について、実例を見せながら解説していきます。

[2024年3月追記]
ebayセラーの帳簿づけ作業の中でも最も難しい「Payoneerから銀行口座への送金時のPayoneer手数料・為替差損益等の計算方法や帳簿への仕訳入力」を、実例で詳細に解説した記事（リンクはこちら）を作成しました(∗ˊᵕ`∗)
非常に好評を頂いている記事ですので、ぜひご覧ください♪

3.最後に

青色確定申告や消費税還付の申告は一見複雑に思えるかもしれませんが現在は自動化が大きく進んだこともあり、一度やって一連の流れを理解すれば大した手間をかけずに完了することができます。

当ブログでは簿記の知識が無い人でもこれらの税金還付を満額受けられる帳簿の付け方や国への申告方法を、実際の会計ソフト・税金申告ソフト(e-Tax)操作画面のスクショと一緒に具体的に解説しています。

ぜひ今後も私のnoteをご覧頂き、あなたのeBayビジネスやその他個人ビジネスの利益を最大化して頂ければ幸いです(∗ˊᵕ`∗)

それではまた、次の記事をお会いしましょう(๑•᎑•๑)ﾉｼ