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【北九州市発祥】資さんうどん【うどん・そば・丼】

うまいもんハンターのちょーすです。

北九州市民が御用達のローカルチェーン店のうどん屋を訪れました。

オススメ度:★★★★☆(また食べたい細うどん!)

資(すけ)さんうどん

資さんうどんは北九州市を中心に展開しているうどんのローカルチェーン店です。

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北九州市内:22店舗
中間・岡垣・宗像:3店舗
苅田町:2店舗
下関市:2店舗
古賀市・糟屋郡:5店舗
福岡市:8店舗
太宰府市・春日市:2店舗
筑豊:2店舗
久留米市:1店舗
佐賀:3店舗
熊本:2店舗
大分:1店舗

1976年に創業者の大西章資が創業して以来、コンビニがない時代からの24時間営業やメニュー開発等を「お客様目線」で経営をされています。

2012年12月に横山米治に、そして、2018年3月に投資ファンドの「ユニゾン・キャピタル」が全株式を取得して、現社長の佐藤崇史がバトンを引き継いでおり、非同族経営となっています。

北九州市民はこのニュースを見たとき、「ユニゾン・キャピタル」に対して、「お目が高い」と好意的に感じたそうです。

福岡県には、地元のうどんのチェーン店に「ウエスト」「釜揚げ牧のうどん」「資さんうどん」があり、「3大うどんチェーン」と称されていますが、そのなかでも「資さんうどん」を選んだことは地元民の誇りであり、今後も営業をしてもらえるという安心感があったようです。

今回は魚町店を訪れました。

かなり大きな店舗で席数は100席くらいあるのでしょうか。

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カウンター席が40~50席程度とテーブル席も20名分くらいはあったように思います。

厨房もかなり広く、うどん店でここまで広い店舗は初めて見ました。

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厨房の中は見えませんが、動き回るホールの店員さんだけでも、5名くらいいたように思います。

お持ち帰りやお土産用のショーケースがレジ横に置かれており、うどんの出汁や面だけでなく、名物の「ぼた餅」が陳列してあります。

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何故か片隅にオロナミンCもあり、片隅とは言え、かなりの量が陳列されています。

常連さんか店員さんでコンスタントに飲む方がいらっしゃるのでしょうか。

おでんもあります。

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うどん屋のおでんはついつい食べたくなってしまうのは、何故なのでしょうか。

天かす・つぼ漬・とろろは取り放題で置いてあります。

とろろが食べ放題のお店は珍しいかと思います。

メニュー

メニューはホームページ上で公開されているものと同じものがグランドメニューとしてあります。

グランドメニューの他には、季節限定メニューもあります。

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焼きうどん・天ぷら・おでんもあるため、お酒もあるとはかどります。

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かなり客層が広いため、ぼた餅やぜんざい等の甘味もあります。

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うどんを食べた後にぜんざいを食べると、うどんの麵とおもちでかなりお腹が膨れそうです。

かしわごぼ天うどん(細うどん)

かしわごぼ天うどん(細うどん)を頂きました。

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お店のメニューでは写真付きで載っていましたが、記事を書きながらよくよく見てみると、グランドメニューには載っていませんでした。

ごぼ天は揚げたてサクサクホクホクで運ばれてきました。

細うどんは初めて頂きました。

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かなり細く素麺や冷麦といった麵と同じくらいの細さです。

細麺ですがもちもちとした食感で、うどん感もあります。

かしわは大ぶりでコロッとしたサイズ感で、甘く煮付けられています。

ごぼ天も出汁に浸かっている部分は天ぷらがふやけてきて、食感が変わる感じも愉しいです。

細うどんは思ったより軽くつるつると食べ進められましたが、後から胃袋の中からドーンとその存在感を感じました。

穴子天ざるうどん

ざるうどんと天ぷらのセットです。

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ざるうどんは麺がつるつるモチモチで美味しいです。

天ぷらは揚げたてサクサクで提供されて、抹茶塩や天つゆで頂きます。

坦々うどんミニ天丼セット

坦々うどんとミニ天丼のセットを頂きました。

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初夏のごまだれ祭りが開催されており、ごまだれを使用した担々うどんです。

坦々うどんは辛さは抑えられており、ゴマの風味でマイルドな味です。

天丼のタレは別に提供されているので、好みの量を掛けて頂きます。

カツとじ丼(ミニうどん付)

丼もの人気No. 1のカツとじ丼を頂きました。

カツをとじてる出汁がうどんにも使用されている濃いめの出汁で、確かに人気No. 1も納得です。

余計なことはしない、シンプルだから旨い。

牛肉肉丼(ミニうどん付)

牛丼の牛肉の量が2倍になった丼です。

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甘辛く炊いた牛肉がごはんの量より多く載っており、牛肉の全国チェーン店よりこちらの味の方が好きです。

ミニうどんもミニとは言え、しっかりと存在感があります。

麺はツルツルもちもちで博多うどんのフワフワとはまた違った食感です。

鍋焼きうどん

隠れ人気メニューの鍋焼きうどんも頂きました。

もつ鍋にうどんが入ったような鍋焼きうどんで、ごぼう天2本が突き刺さっています。

かなり深い鍋焼き用の鍋で、柚子胡椒も一緒に提供されます。

おでん

おでんもあります。

うどん屋におでんがあるとついつい取ってしまう癖をどうにかしたいです。

牛丼(みそ汁付)

ついつい牛肉肉丼に目が移りがちですが、牛丼にみそ汁を小うどんに変更しても500円です。

これで充分お腹は満たされます。

チキンカツカレー

カレーを頂いてみました。

普通盛ですが、ご飯の量は充分あります。

ルーは甘味もありますが、スパイスと辛さもあり、バランスが非常に取れた美味しいカレーです。

個人的には某カレーチェーンよりも美味しいと思います。

資さん公式ファンブック「SUKESAN BOOK」

資さん公式ファンブック「SUKESAN BOOK」でも、多くの人がマイベストに選んでいるメニューです。

こちらの本の巻末には店舗で使えるクーポンが200円分付いています。

細(さい)うどん

細うどんはかなり麺がかなり細いうどんで、何故北九州市で食べられているかは不明ですが、他の街では「港町には「粋な人 海の人」が陸に上がり、限られた短い時間に好んで競って素早く食べた物がうどんとされています。」との歴史があったようです。

明治の頃には普通の太さだったうどんも「粋な人 海の人」に限られた時間の中で「早く 美味しく」食べて貰うために、出来るだけ麺を細く切って、早く湯がけて、御汁もたくさん絡むように……

北九州も港町であり、炭鉱町でもあったので、「短い時間に素早く食べられるもの」が好まれ、細くなっていったのかも知れません。

細うどんは、茹でる前の生麺時で太さ1.6mmとかなり細いことは分かります。

食文化はその街の歴史を表していると改めて感じます。

まとめ

細うどんは初めて頂きましたが、温麺のような感じですが、麺のコシはうどんに近く、軽く頂きましたが、食べ終わった後に胃袋からその存在感を感じるという不思議な感覚でした。

こだわっている出汁も美味しく、福岡だけではもったいない(うらやましい)と感じるチェーン店です。

丼物も全国チェーン店には真似出来ない味付けとなっており、やはりローカルチェーン店ならではの美味しさというものを感じます。

全国のローカルチェーン店を巡ってみるのも楽しそうなので、近い将来、そんな記事もまとめていこうと思います。

福岡という土地柄か、チェーン店でも昔から呑めるようになっているのは、飲兵衛には最高です。

現在はテイクアウトキャンペーンが開催されています。

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500円で肉ごぼ天うどんやカツとじ丼が頂けます。

裏面には保存版のお持ち帰りメニューがありました。

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多くのメニューが持ち帰り可能となっています。