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【ご当地グルメ】瓦そば【山口県民の心の故郷】

うまいもんハンターのちょーすです。

山口県民には食べると絶対にテンションが上がるケンミン食があります。

瓦そば

瓦そばは山口県下関市川棚温泉が発祥の郷土料理で、アツアツの瓦の上に風味豊かな茶そばを乗せ、錦糸卵や甘辛く煮た牛肉などの具材を盛り付けた料理です。

ジュージューと音を立てて焼ける瓦そばは、温かい濃い目のつゆにつけて頂くつけ麺スタイルです。

茶そばをパリパリに焼き、それを甘辛いつけつゆに浸して食べるという変わった料理です。

元々は西南戦争のときに、熊本で薩摩兵が肉や野草を瓦で焼いて食べたという、古老から聞いた話をヒントに下関市の川棚温泉で誕生した料理です。

瓦そば用の瓦も販売されており、飲食店では瓦で提供されます。

山口県内のスーパーマーケットであれば、どこでも扱っていると思います。

家庭ではいちいち瓦では焼かずに、ダイニングテーブルの上でホットプレートで焼いて、目の前で調理をします。

先に電子レンジで加熱して麺をほぐしておくと、調理時間が短く出来ます。

瓦そば4食入り(つゆ付き)

お土産物として綺麗な箱に入った商品もありますが、県民が家庭で食べるのはスーパーで売ってる焼きそばの並びに置いてある袋に入ってる商品がコストパフォーマンス的にオススメです。

我が家では山陽小野田市厚狭に本社がある三浦製麺の瓦そばをヘビーユースしていますが、山口県内には複数メーカーが生産しています。

最近では大手メーカーでも製造がされ始めているようで、瓦そばの認知度が全国的にも高まっているような気がします。

食べ方

食べ方はそれぞれの商品の裏面に記載されている方法で基本的に間違いないです。

麺を焼く以外には、牛のしぐれ煮と錦糸卵とネギと紅葉おろしが必要ですが、紅葉おろしは色合いの要素が大きいため、一般家庭で食べられる際にはあまり使ってないと思います。

また牛のしぐれ煮には瓦そばに付属しているつゆを使って煮ると、味をわざわざ作らなくても良くて楽ですし、大体麺の量に対してそばつゆが多くて余るのでちょうど良いです。

また錦糸卵に関しても、先述の三浦製麺の方の家庭では錦糸卵ではなく、ホットプレートでスクランブルエッグを作り、そのまま載せているようです。

半熟のスクランブルエッグであれば、卵を薄く焼いて、細く切る手間も無い上に、トロッとした食感や卵の甘みで、瓦そばの美味しさが更に際立ちます。

まとめ

都会で一人暮らしをしていた頃に実家から送られてくる荷物に瓦そばが入っていると嬉しく感じた思い出があります。

その当時は1人で食べるので、わざわざホットプレートで焼くのではなく、ある程度温まるまで電子レンジで加熱してそのまま食べたり、そこから油を敷いたフライパンで表面がカリッとなるまで炒めて食べてました。

美味しくて手軽に食べられる郷土料理に何度も救われました。

ちなみにこれだけ語っている私ですが、実は瓦そばを飲食店等の自宅以外で食べたことはなく、また川棚温泉に訪れたこともありません。

それだけ山口県民に親しまれた料理です。

逆に当たり前に食べられ過ぎているため、学生時代に県外に出て初めて、まさか県外では全く食べられていないことの方に驚いたくらいです。

是非、山口県に訪れた際だけでなく、ご自宅でも気軽に郷土料理に舌鼓を打ってみて下さい!きっと病みつきになりますよ!

またあなたの地元でもそんな料理があれば是非教えて下さい!