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【宇部市】TOKiSMA閉店【2021年6月29日】

コワーキングスペース「nido(ウベノス)」の経営者のちょーすです。

驚きのニュースが飛び込んできました。

常盤町1丁目スマイルマーケット(トキスマ)の閉店

まだホームページには表記されていないですが、旧山口井筒屋宇部店を改修したトキスマは2019年7月20日にオープンしましたが、2021年6月29日に2周年を目前にして閉店することになりました。

本市は、常盤町1丁目スマイルマーケット(トキスマ)の設備の一部に不具合が生じたため、令和3年6月29日(火曜日)をもって閉店します。
旧山口井筒屋宇部店は、市民有志の方々からご寄付をいただき、宇部市が施設を取得しました。その後、令和元年7月20日(土曜日)に、中心市街地のにぎわい創出の拠点として「トキスマ」をオープンし、これまで累計約48万人の方々にご利用いただき、中心市街地のにぎわいの創出に寄与してきたところです。
トキスマの施設は、築44年が経過していることもあり、安心安全に利用していただくため定期的に設備の点検や検査等を実施し、必要に応じて修理保全等を実施してきましたが、このたび、冷房設備に不具合が発見されました。対策として、冷房設備の修理や代替のレンタル設備の設置について検討しましたが、いずれも多額の費用を要することが判明しました。
トキスマは老朽化した施設を暫定的に利活用しており、設備の全面更新又は建替えを控えた中で多額の修理費等をかける妥当性や、更なる設備の修理等が必要になる可能性、また、本格的な夏を迎えるにあたり、冷房設備なしでは快適で安全な環境が確保できないことなどを総合的に勘案し、このたび閉店するという苦渋の決断をしました。
今後は、トキスマが担ってきた、中心市街地のにぎわい創出に向けた動きを失速させることのないよう、中心市街地にある既存施設の活用を検討し、引き続き、にぎわいの創出に向けて取り組みます。

宇部日報でも報じられていますが、老朽化によるフロンガスの漏洩が原因だったそうです。

7月に控えていた2周年を前に閉店するのは、梅雨が明け、本格的に空調が稼働した際に何か問題が発生する前に対応した形なのでしょうか。

大型建物の空調の多くはセントラル空調方式を取ります。

セントラル空調方式では、1つの熱源装置で複数のファンコイルユニットを稼働させているため、熱源装置が故障してしまうと、全く利用することが出来なくなります。

セントラル空調方式に対して、個別空調方式では一般家庭にあるように室内ユニットと室外機がセットとなったもので、セントラル空調方式と比較すると効率が悪くなりますが、例え1台が故障した場合でも、他の部屋の空調は問題なく利用することが出来ます。

ちなみに「nido(ウベノス)」の空調は個別空調方式を採用しており、今回更新をしたため、当面の間は問題ないと思っています。

常盤町1丁目スマイルマーケット(トキスマ)

以前の記事でもまとめていますが、フロアは大きく「フレッシュマルシェ」「キッズスペース」「まちなかブックコーナー」「レストスペース」「若者交流スペース」「フリースペース」「情報発信コーナー」があります。

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「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開記念パネル展も開催されていました。

この時はまさか2カ月後に閉店することになるとは思ってもみませんでした。

私の家族も雨の日等で子供が外へ遊びに行けない時には、こちらのキッズスペースを利用しており、その際にフレッシュマルシェで食材を購入したり出来たため、大変重宝していました。

また、若者交流スペースには電源やWi-Fiも完備されており、学生や社会人が勉強や作業をしていました。

またレストスペースには、様々な書籍が置かれており、中には「新世紀エヴァンゲリオン」の漫画もありました。

あまり交流はありませんでしたが、多世代が同じ場所集まれる貴重な場であったように感じています。

このニュースを受けて

このニュースを受けて、早速、「nido(ウベノス)」へ一部機能の移管の申し出を宇部市に対して行いました。

まだ返信等はないため、進捗があれば、こちらで共有していこうと思います。

まとめ

宇部市の「中心市街地エリア」は、昔から宇部新川駅から旧山口井筒屋宇部店があったトキスマの場所まで(長くとっても宇部市勤労青少年会館まで)という印象があり、トキスマが無くなってしまうと、中心市街地エリアとしてはかなりの痛手を負うことになりそうです。

そのことを考えると、まずは宇部新川駅から真締川までの中央町・松島町及び相生町を盛り上げていければと思います。

我々が出来ることは限られていますが、その中でも出来ることで街の活性化に微力ながら貢献していこうと思います。