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【イナカの家と住人のこと(2024)】19・身体事と2009年

ただひたすら手に職を探し続けてきたと思っていたこれまでが、実はただ一つのことをしてきていたと分かり、コトタマ学の門をくぐることができました。


以前のような手に職への強い意識はなくなり、元気でさえいれば働くことはできる…そんな気持ちでその時ご縁のある所で働かせていただいていました。


働きにでるタイミングは課題が必要になった時に行くことになり、収集できると終わりを知らされ、整理ができるまでプチ引きこもりになる…
当時は無自覚でしたがこのパターンのくり返しでした。


その生活に変化が・・・


ある日の朝、目を覚ましたら体が動かない。
どうすることもできなかったので大声で叫び続け、何とか母に気づいてもらいました。

3日間はほとんど動けず、4日目は何とか這うことができたので病院に行きました。
病名は腰椎分離すべり症。
痛み止め、マイコルセット、簡単なストレッチの紙をいただき治療が終了。


この頃になるとパターンが自覚できていたので、心をみながら寝たり起きたりストレッチをしたりして、一ヶ月くらいで一応復帰。


ですがストレッチの甲斐なく、またすぐ逆戻りで動けなくなってしまいました。

治るどころかこの体と折り合いをつけていかなければならないと分かり、動くことは無理座っているのもままならず。
元気でさえいれば働くことはできる…が崩れさり、痛む体とやれる職種の目処がたたずお先真っ暗でいたところに、友人がある健康法の本を紹介してくれました。

私にはそれが合っていたようで痛みも減り体の安定感も増し、これならできる!と一石二鳥でインストラクターを目指しました。


この期間は身体のことを学ぶことになっていたんですね…いざ仕事として始めようとしたら心と体の折り合いがつかなくなり、

私にとってはやはり心が中心、肉体事に携わるご縁はありませんでした。


そしてこの頃、体の別のトラブルも抱えていたのですが放置状態。


2009年(平成二十一年)。

数字恐怖症の私でも忘れることのない年です。


私自身のコトタマの学びが物質科学、
主に医学に関し整理をする段階でした。


その年の春、実生活ではがんの疑いを含んだ病状を処置するため開腹手術をする運びに。
放置していたあれです。

いつものパターンで、実践による自覚作業であることはすぐに分かりましたので、こう来るのね…って感じでした。(笑)


がんに関しては気になっておらず結果的にも問題なしでよかったのですが、術後の体の負担は予想外でした。

…といいますか無知なんですよね。(汗)

術前とっても体が大変でしたので、処置をした時点で楽になると思っていたんです。

ですが体にとって内にあるはずの臓器は空気にさらされ触られたのだから当然要治癒期間。もちろん術前とは違う負担でしたが静養が必要で、思った以上にのらりくらり。

私の場合は心の方が中心の人生、そののらりくらりが例のごとく整理期間になるんですけどね。
終わると自然に動き出すことになりますから…  (笑)

しかし多くの方は理由は様々でしょうが、静養最小限で社会復帰をされる。パワフルさを感じていました。


そんなこんなで数ヶ月してムズムズ…
動きだし師のところに伺いました。
その時は身体事と向き合うことになった数年間とこの一連の体験から得た、心と体について気づいたお話をしたと思います。


秋も深まった頃、理由がつかないイメージや言葉が入ってきて何なんだろうなと思っていました。

その理由が分かったのは、
年の瀬に師がご逝去されたとの事を知った時です。
すべてつじつまが合いました。


忘れられない出来事が同じ年に…

これが私にとっての2009年でした。



では、またね。

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