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【入門】UFOキャッチャーの快感

何をはじめるにしても、最初はみんな初心者です。これから初心者になる人のために、最近、初心者の先輩になった僕が、UFOキャッチャーの楽しさについて伝えます。

最近のUFOキャッチャーはいろんな方式のものが出てきていますが、そのなかでも気持ちがいいのは、吊り輪に引っ掛ける方式のやつです。吊り輪がぶらぶらと左右前後に揺れながら、半S字の金具に見事にハマった時、全てが一気に崩れていく瞬間がたまらなく気持ちがいいです(笑)。しかし、そこにたどり着くためにはたくさんの資金と時間が必要になります。

僕はその日、UFOキャッチャーがある店の近くまで来ていました。コインランドリー用に1000円札を両替しようと思った矢先、そのUFOキャッチャーに出会いました。僕はあまり、遊びにお金を使わないので、たまにはこういうことに使ってみようと思い、軽い気持ちで100円玉を入れてみました。

しかしながら、そう簡単には取れず、そこからその場を離れることもできません。「あともう少し、あともう少し…。」そういう心の声が聞こえてきます。あとちょっとだけ頑張れば取れそうという感覚が連続して続くのです。その結果、その商品をとるまで必死なって100円玉を入れていきます。あっという間に財布の100円玉はなくなり、また1000円札を崩しに行きます。。

その結果、3000円ぐらいの資金が消えましたが、やっとの思いで景品をゲットします。金具が綺麗にハマり、その勢いで一気に崩れ落ちる。思っていたよりも、興奮してしまい、そのことに自分が夢中になれるとは思っていませんでした。綺麗なものを汚すということは、人間の快感なのだろうかとすら考えてしまいます。

僕が手に入れたものは、昔ながらのゲームができるゲームボーイ型ゲーム機。他にも、いろんなUFOキャッチャーに挑戦し、両手いっぱいの景品を持ち帰りました。これを持って家に帰る僕は、どこか誇らしげにしていました。

しかし、家に帰った瞬間、景品を開けて昔ながらのゲームをしてみると、それほど快感ではありません。手に入れたはいいけど、もう用はありません。こんな冷めてしまっている自分に嫌悪感さえ抱きます。あぁ、儚い(笑)。しかし、他のUFOキャッチャーで獲得したカップラーメンやお菓子などは、全然悲しい気持ちになりません。食費の足しになったと思えば、なんてことないんです。

ということで、初心者になる人は、食品系を取りましょう。食品系なら消費できるので、悲しい気分にならずに済みます。ズバリ、取った後も楽しめるのは、生活の中で使えるものです!

その後の僕は、夏になると扇風機を取ったり、お腹が空いたときにカップラーメンを取っています。自分の生活の足しになるものをとった方が気持ちがいいです。皆さんも、狩りの気分を味わいましょう!

僕に飽きられたゲームボーイ型ゲーム機さん、お疲れ様です。

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