見出し画像

タスク管理をやめられない完璧主義

タスク管理に時間を取られてしまう。もっと少ない時間でやれることを知っているのに、なぜか時間をかけてしまう。

すでにやることリストには緊急度の高いタスクがあるのに。だったら、すぐタスクに取り掛かればいいのに、タスクの整理をしないといけない衝動に駆られる。


タスク管理ツールのリストは綺麗に、さらには完璧に整理されていて、常にそれを維持したい。

タスクが整理されているのは良いことだ。やり忘れなんてものとは無縁になるし、上司に怒られないのが一番のメリットだろう。

タスク管理の本質は忘れないことだ。確かにそれは正しい。人間は記憶だけでは忘れてしまうのだ。



しかし、タスク管理に完璧は存在しない。完璧は存在しないのだ。

突然差し込まれたタスク。期限がだいぶ先のタスク。完了が定義されていないタスク。いろいろある。それら全てを人間が認知可能な言語にし、漏れなく管理しようとしたら、おそらくそれ自体が一番重いタスクになってしまうだろう。


タスク管理自体が重くなってしまうのは、タスク管理にゴールがないからだと思う。正しい表現かわからないが、感覚でいうと見えない敵と戦っているような感じだ。敵は1体なのか2体なのか、それ以上なのか、わからない。いくら倒しても、終わらない感覚。

そんな敵は無視して次の階層へ進めばいいのは頭ではわかっているが、それができない。全てを倒したと確証を誰かに教えてもらってから次の階層へ行きたいのだ。なぜなら僕が完璧主義だから。完璧主義はかっこいいものではない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?