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この記事は絶対読まないでください。

ダイエットのため「ごはん大盛禁止」と言われるとつい大盛にしたくなる いなつち☆稲田智 です。

この記事は絶対読まないでください。」というタイトルを見て読みに来てくださった方、ありがとうございます。今回はそういう話をしたいと思います。

禁止されるとやりたくなる心理。

先日、ある雑貨店でこんなものを見つけてしまいました。それは、

んー、おいしそうなオレンジシロップ?
なんか書いてあります。

DON'T PUSH!!
「中身が出るので触らないで下さい」

あー押したい。でも下に器的なものがないから、押したらシロップでベトベトになっちゃう。でもその感じも見てみたい。怒られちゃうけど、ちょっとだけならいいか、いや、ダメですねー(笑)。

このように、禁止されると余計にやりたくなっちゃう心理のことを「カリギュラ効果」と言うらしいです。
※Wikipediaより。

なぜ人間はこのような行動を取るように仕掛けられてるのでしょうか?

詳細研究は専門家にゆだねるとして、自分なりに仮説を考えてみました。

仮説①いないいないばあ理論。

赤ちゃんにいないいないばあをするとき、ばあの手前でその先を見るのを禁止されています。なので赤ちゃんは何が出てくるのかとても知りたがります。

この知りたいという欲求は、人間に潜在的に植えつけられているもので、知的好奇心によって新しいことを知り、人類をより発展させるように仕向けられているのではないか?という理論です。

仮説②リスクを体感しておきたい理論。

「禁止」と言われてもついやってしまうのは、そのリスクがどの程度のものなのか、具体的に体感しておきたいという表れなのではないかと思います。

「禁止」と言われただけでは、実際にそのリスキーな場面に出くわしたときにうまく対処できません。

だから実際に自分で体験することによって、リスクへの対処法を学び、危険回避能力を上げておくいうことなのではないか?という理論です。

仮説③貴重なもの手に入れたい理論。

ものを手に入れるという観点において「禁止」や「制限」をされると、それが貴重なものであると思い、なんとか手に入れたいという気持ちが芽生えます。

これは、より困難なことに立ち向かわせるために潜在的に植えつけられている心理なのではないか?という理論です。

乗り越えるのが難しいからってすぐにあきらめるような生物だったら、種を残していけないですからね。

仮説をまとめると、人は知ることによって危険を回避しながら困難に立ち向かい発展していく。

そのために禁止されているものを知りたい、やってみたいという「カリギュラ効果」があらかじめ遺伝的に備わっているのではないかという仮説理論です。

マーケティングへの応用。

この心理はマーケティングにも応用されているようです。

数量限定だと欲しくなってしまうとかは、まさにこれで、「数を制限」されているというのはすなわち、一定数以上の人の「購入を禁止」されている状態です。禁止されているから欲しくなっちゃうんですねー。

また、レアだと欲しくなってしまうのもこの心理の応用かなと思います。「レア」であるということは通常より手に入りにくく、「入手を困難に」している状態です。レアであればあるほど入手禁止状態に近くなっていきます。

かのベイブレードは「レア」がある上に、人気すぎて商品によっては「一人1個のみ」の購入制限がかかっています。こういうレアとか購入制限がさらなる人気を呼びおこしてしまうんですね。

人間とマーケティングは奥が深いです。

おわり。

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