さとうみつろう

（みつろう事務所）沖縄県
陰謀度 4 ★★★★☆

【スピ系陰謀要素】
・スピリチュアル (バシャール/カタカムナ/終末思想
    /グレートリセット/○○の法則/氣/言霊/波動)
・疑似科学 (周波数/アーシング/ドリーム燃料)
・平均律陰謀論 ・反コオロギ食

【マネタイズ】
・作家 ・講演会 ・みつろうTV ・YouTube

【関連陰謀論者】
・前島由美 ・吉田俊道 ・ネドじゅん

【メモ】
◆良い人風スピ系。

■ 人工石油と詐欺

人工石油「ドリーム燃料」、それは実現不可能なフリーエネルギー系。

詐欺メールと同様、リテラシーの無い人をふるいにかけるのがフリーエネルギー系の話題。詐欺メールに騙される人の情報がカモリストとして利用されるように、フリーエネルギー系に騙される人もまたカモとして利用しやすい。
スピ系のさとうみつろうがフリーエネルギー系をネタにするのは、お人好しや情弱を騙すビジネス的意図があるか、そうでなければ科学リテラシーが絶望的に欠けているかのどちらかである。

フリーエネルギー系は、それが実現できなかったら陰謀論者の間では「権力に潰された！」「石油利権から圧力がかかった！」でやり過ごせる。
そのプロジェクトで多額の資金を詐欺として集めたとしても、それが詐欺であるかどうかを立証するのは不可能に近い。だからこそフリーエネルギー系は詐欺と親和性が高いし、スピ系のさとうみつろうがそこに目を付けたのはビジネススピ系としては賢いと評価できる。

▲▲ このさとうみつろうYouTubeコメント欄からも分かるように、スピ系信者は基礎的な教養が欠如していたり科学的批判が苦手なので、フリーエネルギー系には騙されやすいという相性の良さ。

その騙されやすさの根本にあるのは、スピ系は『否定』を罪とする向きがあるためだ。お人好し。信じる者は救われる。科学的批判が苦手。
だからこそ騙されやすい。また、騙されたスピ系同士で実態の無いものを賞賛するうちに、信者同士でその信用度を高め合うという共犯関係に陥る。マトモな第三者からはアタオカ集団にしか見えない。
それを唆すのがスピ系教祖の役目であり、教祖のカリスマ性が高ければ高いほどスピ系ビジネスの規模が雪だるま式に大きくなりやすい。スピ系と陰謀論の親和性が高い理由がこれである。

さとうみつろう信者はバシャールなんていういかがわしいものを容易に信じるんだから、人工石油に騙されるなんて朝飯前なのだ。スピ系は「意思のエネルギー」とか言い出すぐらいなので、科学を装ったフリーエネルギー系ぐらい当然信じるレベルにある。

人工石油の製造機械を作ったという今中教授は、人工石油製造機械を販売・リースするより自分でその人工石油を製造して販売した方が確実に儲けられる。にもかかわらずそうしないのは、人工石油製造では現実的にマネタイズできないことが分かっているからではないだろうか？
それを競馬の馬券予想で稼ぐ人になぞらえた上記コメントは秀逸である。馬券予想師は馬券購入では儲けることができないが、馬券予想を売ることでマネタイズしている。自分は稼ぐが損失は他人に負わせれば良いという発想だ。

※ ドリーム燃料(人工石油)の顛末はフラット ムーン山本さんという方のnote参照をオススメ。▼▼

ドリーム燃料、それはただの夢。。。

■ 純正律陰謀論

ピアノやギターなどの調律(チューニング)で、現代は平均律を用いるのが当たり前となっている。
さとうみつろうはこの平均律の和音(コード)を不協和音だとし、さらにその説明の際に、純正律から平均律への変化を「すり替えられた」という陰謀論めいたきな臭い表現を用いている。あたかも現代メジャーの平均律が、過去の音楽で使われた純正律より劣っているかのようなミスリードだ。(純正律は現代でも用いられている)

ピアノやギターなどの楽器において、平均律での調律は利便性が高く、音楽的にも全く問題無いとされているから主流となっているのに、「実は平均律ではなく純正律こそが正しい調律である」かのように説明し、権力や多数の勢力によって純正律が隠滅されたかのような陰謀論とも捉えられる表現で、音楽リテラシーの無い聴衆をケムに巻いている。

純正律が真にキレイなもので、平均律が汚いものであるのなら、ビブラートは汚いものとして否定することになる。ギターのチョーキングやトレモロは？
そんな多少の、わずかな音のズレがその音楽を汚くするのであれば、コンサートなどでは一曲ごとに調律し直して音のズレを手直しする必要さえ生まれるのではないか。

もし、この動画でさとうみつろうが行なった説明を鵜呑みにした方がいたら、あなたはスピ系ビジネスに取り込まれる素養があるかも知れない。
さとうみつろうは様々なテーマを用い、ちょっと油断をするとこのように陰謀論めいた自説を差し込んで来るから注意して欲しい。

■ 不安煽り (2024.3.20 追記)

不安を煽るのはビジネス陰謀論者の専売特許だが、さとうは恥も外聞も無く様々なかたちで不安を煽り、同時に希望を与えるというマッチポンプ的な動画をYouTubeチャンネルでアップロードし続けている。▼▼

■ 陰謀度 評価変更 (2024.3.20 追記)

吉田の陰謀度をLv.2と評価していたのをLv.4に変更。

理由は前項の動画にある、スピリチュアルの範疇を超えた荒唐無稽な内容を含む話しを、現実世界とリンクさせるように話し進める悪質さを評価したため。
スピ系はやろうがやるまいが好きにすれば良いが、この手の情報発信の仕方はもはや遊びのレベルを超えている。