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【永松昌泰】日本ホメオパシー振興会

永松昌泰

(ハーネマンアカデミー/GLOBAL WINGS 株式会社)東京都
陰謀度 4 ★★★★☆

日本ホメオパシー振興会

【陰謀要素】
・ホメオパシー ・スピリチュアル (量子/波動/カルマ)

【マネタイズ】
・スクール運営 ・カウンセリング ・セミナー ・書籍/DVD

【関連陰謀論者】
由井寅子 ・柳井真美

【メモ】
◆1958年3月27日生まれ
◆山口県 光市 出身
◆慶応義塾大学 理工学部卒
◆コロンビア大学/パリ大学 量子力学/哲学/文学 専攻
◆鉄鋼業会社 経営
◆GLOBAL WINGS 株式会社 代表
◆1996年or1997年 ハーネマンアカデミー 設立
◆2002年 日本ホメオパシー振興会 設立
◆2020年 クォンタムスクール・オブ・ホメオパシー 設立


■ ホメオパシー

『ホメオパシー』なるエセ医療をビジネスに用いる永松昌泰。
※ ホメオパシーに関しては当note工藤聖子のページを参照。

2007年刊行

永松は『ハーネマンアカデミー』というホメオパシースクールを起ち上げてホメオパシーをビジネス利用する中で、医師ではないため「相談」(カウンセリング)という体裁をとって下記料金表のような超高額サービスを提供している。▼▼

「健康相談・人生相談」(ホメオパシーレメディーが含まれます)
初診 1時間~2時間 11万円(税込)
再診 30分~1時間 5万5千円円(税込)

「経営相談」(ホメオパシーレメディーは含まれません)
2時間 11万円(税込)
1日(4時間~) 22万円(税込)

(出典:GLOBAL WINGS 株式会社

▲▲ ホメオパシーは医療のように誤解させる立場を保ちつつも医療として到底認められるものではなく、その説明は非科学的でスピっていることが往々にしてある。

(画像引用:ハーネマンアカデミー

下記リンク先は永松によるホメオパシーコラムなのだが、何がどうでどうやって人の健康に貢献できるのかサッパリ分からないことがたくさん書かれている。▼▼

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

永松は2020年、新たに『クォンタムスクール・オブ・ホメオパシー』というスクールを設立している。
ホメオパシーだけでもお腹いっぱいなのに、「クォンタム・ホメオパシー」ってなんだよ、という話しなのだが、永松のプロフィールには、慶応大学卒業後にコロンビア大学とパリ大学に留学し、量子力学と哲学と文学という、それぞれ異なる分野を専攻したことが書かれている。
その影響なのか、スピリチュアル界隈で好まれる「量子(クォンタム)」というワードをホメオパシーに足してみたのかも知れない。

永松はクォンタム・ホメオパシーを下記のように説明している。▼▼

クォンタム・ホメオパシーは、ホメオパシーを「微分」し、存在のゼロポイントにまで遡ります。(中略) 人と動植物など万物との関係性、そして治癒という言葉が本質的に持っている宇宙的な意味です。
その結果として、本来は一つである「目に見えない世界」と「目に見える世界」が次第に統合され、心の豊かさと物質的な豊かさとが統合され、そして本質的な幸福が近づいてくるのです。

(出典:永松 昌泰 クオンタム ホメオパシー

▲▲ 一行目の「ホメオパシーを微分し」というところから意味が分からないが、要は、クォンタム・ホメオパシーもスピリチュアル的な立ち位置の何かなのである。その「何か」は標準医療などのように説明することがきないため(法的に説明が許されないからできないのではなく学術的に説明できない)、このようにスピった説明にならざるを得ないのだろう。

さて、科学が発達した現代においても、科学的に説明が追い付かないことは膨大に存在する。
スピリチュアル界隈はその『科学の穴』を拡大解釈し、「科学では解明できないものがある」と言いたがる。それはいつしか「科学が絶対ではない」という意味で悪意のすり替えがなされ、標準医療でうまく立ち行かない分野や標準医療に懸念する人を囲い込んで、説明のつかないことをスピリチュアル用語でケムに巻いて、分かった気になって&分かった気にさせて、非常識な代替医療を提供するということに繋がっている。
ホメオパシーもそんな代替医療の一種である。

「科学は絶対ではない。標準医療も絶対ではない」←この考え方は間違ってはいないものの、それを言うなら「代替医療だって絶対ではない」と言わないとアンフェアだ。

現代医学があまり役に立たない時、ホメオパシーは必ず目覚ましい成果を挙げている

(出典:コロナはなぜ収束しないのか!?その鍵を握る「ホメオパシー」とは

▲▲ こんなことを断言できる永松の神経は、マトモな医療従事者には理解できないだろう。腹立たしいまである。


■ ワクチン容認派

永松はワクチンを肯定している。

この手の自然を重んじる非科学的な界隈ではワクチンを忌避することが一般的だったりするのだが、永松は「ワクチン接種は時と場合に応じて必要」という立場をとっている。それは下記リンク先において述べられている。▼▼

▲▲ しかしこのリンク先の文章はホメオパシーに基いたものなので、マトモな思考を持って接すると理解することができない。もし理解できる人は陰謀論者の素養が大アリだ。

永松はワクチン接種を容認しつつ、しかしながら積極的な肯定もしないというのがホメオパシービジネス的にどうなのか興味が沸く。

永松とは元共同経営者の関係であった由井寅子のホメオパシー団体『日本ホメオパシー医学協会』は反ワクだが、それと比べると永松の『日本ホメオパシー振興会』は同じホメオパシーでも穏健派だ。
なお、由井がなりふり構わず「脱原発」を訴えているのに対し、永松も反原発派ではあるものの冷静な態度で理性的に「脱原発」を訴えているという違いがある。▼▼


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