こんにちは。インキュベイトキャンプ事務局です！
インキュベイトキャンプは、一言で言うと、一泊二日間、VCと起業家が合宿しながら行う、資金調達に繋がるメンタリングイベントです。（詳しくは過去note）
これから数回に分けて、歴代参加者の起業家の皆様を対象にインタビューを実施して行きたいと思います。

第4回目は、株式会社Fabric Tokyoの森さんに参加した感想や、今後参加を検討している起業家に向けてのアドバイスなど、お話を伺いました。

プロフィール：森 雄一郎　株式会社FABRIC TOKYO 代表取締役 兼 CEO

1986年岡山県出身。大学卒業後、ファッションイベントプロデュース会社「ドラムカン」にてファッションショー、イベント企画・プロデュースに従事。その後、ベンチャー業界へ転向し、不動産ベンチャー「ソーシャルアパートメント」創業期に参画した他、フリマアプリ「メルカリ」の立ち上げを経て、2014年2月、カスタムオーダーのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO（旧・LaFabric）」をリリース。”Fit Your Life”をコンセプトに、顧客一人一人の体型に合う1着だけではなく、一人一人のライフスタイルに合う1着の提供に挑戦中。
https://fabric-tokyo.com/

IC事務局（以下IC）：森さん、この度はご多用の中、インタビューご快諾頂きありがとうございます！
早速ですが、森さんがインキュベイトキャンプに出ようと思ったきっかけについて、教えていただけますか？

森さん：FABRIC TOKYOの立ち上げ前にベンチャーキャピタルとの関係値づくりと自らの起業家としての腕試しのために、2013年11月のIncubate Camp 6thに応募しました。当時ベンチャーキャピタルの投資家との繋がりがほとんどゼロだったため、週末を使い2日間で一気に10数名に会ってピッチができるインキュベイトキャンプに魅力を感じました。また、当時シードラウンドのアクセラレーションプログラムはいくつかありましたが、メルカリで働いていた際に、（当時メルカリはEast Venturesのシェアオフィスに入居していて）周囲の起業家からインキュベイトキャンプを勧められたことが決めてとなりました。

IC：周りの起業家の方からのお勧めだったんですね。ありがとうございます。その様に高い期待値の中で参加されて（笑）得られた一番印象的な出会いは、どのようなものがありましたか？

森さん：そうですね。一番というのは難しいですね。すべての投資家の方々との出会いが現在に繋がっていると実感しています。5年以上経った今でも、投資していただいた/いただいていないに関わらず、投資家の皆さんにはイベントやSNSなどで継続して応援していただいていて、そのような関係値を作れる稀有なイベントだなと思います。

また、僕はシード期に6th、シリーズAラウンドで7thに出場し資金調達を行いましたが、シード期には主催者であったプライマル・キャピタル佐々木さんとインキュベイトキャンプLLP和田さんから、シリーズAでは7thの審査員だったニッセイ・キャピタルの永井さんから資金を調達でき、事業成長の機会を得ました。いずれもインキュベイトキャンプが無ければ実現は難しかったと思います。

IC：そう言っていただけてとても嬉しいです。ちなみに一緒にご参加された起業家のみなさまとは、現在どのような関係になっていますか？

森さん：はい、投資家だけでなく、当時一緒に出場した起業家とは今でも絆が強く、お互いに同じフェーズから会社を成長させてきた同士として信頼が厚く、定期的に経営相談や食事をしたりして事業面・精神面も支え合う仲間となっています。僕は起業家の友人が周囲に多くなく、起業家の仲間が増えたのはとても大きかったです。

IC：そうでしたか。ありがとうございます。キャンプに出る前後で、変化したことはありますか？

森さん：ファイナンスの思考性です。投資家が見ているポイントには共通している点と共通していない点があることが知れたことが特に大きかったですね。投資家が注視している点は事業のグロースに大きく関わる肝となるポイントなため、そこのメモを取りまくり後から何度も見返し事業計画作成に活かしました。

IC：密度の濃い一泊二日間とはいえ、真剣に取り組まれた森さんだからこそ得られた成果なのではないかと思います。次に、インキュベイトキャンプをお勧めするとしたらどんな起業家後輩にお勧めしたいですか？

森さん：僕のように、やりたい事業や目指している未来があるけれどベンチャーキャピタルとの繋がりが無いというアーリーステージの起業家にとてもお勧めします。また、インキュベイトキャンプに来ている投資家陣はシードVCだけでなく数億〜数十億円の出資ができるベンチャーキャピタルも多いため、事業のグロースステージで追加の資金調達をしたい起業家にも良い機会となるのではないでしょうか。

IC：ありがとうございます。最後に、当日参加する起業家に助言するとしたら、どんな準備や心構えで参加すると良いでしょうか？
森さん：大きな野望を持ち、純粋に自分がやりたい事業プランをぶつけてみてください！実は投資家はかなりエモい生き物だったりしますので。（笑）

IC：投資家だって人間ですもの（笑）想いは通じるものですよね。森さん、素敵なアドバイスをありがとうございました！

以上が、森さんへのインタビューでした✨
日本を代表する名だたるVCからメンタリングをみっちり受けることが出来、
ファイナンスが決まる他、楽しいイベントが盛りだくさんのインキュベイトキャンプ。

資金調達を考えている起業家なら、参加しないのはもったいない！

◆インキュベイトキャンプに参加する方法
それでは、この感動の涙と汗の一泊二日間、インキュベイトキャンプに参加する為にはどうしたらいいのでしょう。
他のメンタリングイベント同様、インキュベイトキャンプにも一定の参加基準があります。

＊ご参加対象
・プロダクトローンチ済みで、数千万円～億円規模の資金調達をしたい起業家
・プロダクト完成前で、市場規模1兆円超の巨大市場を目指している起業家
・登記前で、代表が35歳以下のスタートアップ起業家
・Incubate Campに興味のある起業家

上記をクリアしている場合、直接キャンプへ応募してみましょう。

＞＞Incubate Campへエントリー＜＜

以上、インキュベイトキャンプの簡単なご紹介でした。

最後までご覧になっていただきましてありがとうございます💫
勉強会やイベント、メンタリングなどで皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
他にも、こちらのnoteでは様々な取り組みを発信していきますので、是非フォロー＆「スキ」していただけると嬉しいです！