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インド美食倶楽部#071 Orient Express(ニューデリー)

written by iyo
天皇皇后両陛下が2013年に宿泊したホテルTaj Palace Hotel内に鉄道列車レストランがあると聞いた。気になる。豪華なホテル内に入り店の敷居をまたぐとどうやらバーのような店。バーテンダーが白ジャケット、、本格的。バー横のケース内にあるのは葉巻だろうか。ピアノを演奏してるオジさんがいる。落ち着いた曲が店内に響く。

さらに進むとありました列車。今夜のレストランの名前はOriental Express。1883年パリとイスタンブール間から2009年ストラスブール とウィーン間まで走った寝台列車。そのレプリカの食堂が店内に飾ってある。

テーブル上の籠など細かいところにも気を使っている。

置かれている大きいワイングラスに驚きつつ、お通しのパンにも驚いた。親指サイズ!!中はクロワッサンの形もあり手が込んでいる。バター以外にもレバーペーストもあり、ついついパクパク食べてしまう。

パンを食べ終えるとお通しがまだ続く。次はアボガド。こちらも1口サイズ!それが細かく切られている。包丁入れた方は手先が起用!小さいけどアボガドの味の強さと上にかかっているソースにインパクトあり。

続いてでてきた皿。またしても1口サイズ。1口サイズのシリーズ化、これもお通し!?

っと思ってたらスープが注がれた。一緒に来た方がロブスター好きで、ロブスタービスケを頼んでいたことを忘れていた。これ美味しい!勝手に看板メニュー!

スープを食べ終えると席横にある窓にピアノ演奏オジさんが急に現れ「Any request?」と聞かれビックリ。あまりにもいきなりのため「n, no nothing」と咄嗟に答えてしまった。センスのない回答に反省。ピアノオジさんは寂しそうな背中を見せ席に戻り聞き覚えのある曲を弾く。「あ、これ何の曲だっけ?あぁほらあれだよあれ」、、「The BeatlesのYesterday!」口パクで窓越しにピアノオジさんに曲名を伝えると、ピアノオジさんは微笑みながら何度も頷き、なにやら嬉しそう。
そんなやりとりがありつつ、スープと同じ色の料理が運ばれる。こちらはカマンベールチーズスフレ、かかっているのはパプリカソース。スフレは想像以上にフワフワ、チーズの味は濃厚。このレストランのシグネチャー料理のうちの1つ。

コースを頼んでいないのに口直しのラズベリーシャーベット。些細な気遣いに最近喜びを感じる。

そしてメイン。豚のバラ肉、オルゾット(パール大麦のリゾット)、焼きリンゴにバルサミコソースをかけたプレート。もう一皿は野菜の紫色リゾット。

最後はピスタチオケーキとヨーグルトソルベ。オシャレに盛り付けてあります。

とにかく雰囲気が良く、高級感もあるレストラン。特別な記念日などに行ってほしいです。おすすめはロブスターのビスケとパプリカソースのクリームチーズスフレ!

Orient Express
Taj Palace, New Delhi
2, Sardar Patel Marg, Diplomatic Enclave, Chanakyapuri, New Delhi, Delhi 110021
https://goo.gl/maps/kjUKVJRSkZASKSuDA

https://twitter.com/indiabishoku