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Instead of being bitter, pack up


ずっと頭にあったことだが今ハッキリわかった。私はQruppoが嫌いだ
教えて下さい。これが「寒い企業公式アカウント」と何がどう違うのですか?いいえ、それより悪い。今なら完璧に言語化できる気がするのでします。

結論から言うと私はQruppoの「イタさ」が嫌いなのですが、事柄の「イタさ」というと実は何種類かあります。大別すると天然型と意識型とでも言えば良いのでしょうかね。
たとえばかの有名な「ってなんで俺くんが!?」コピペ。あれはイタさの象徴として長年語り継がれていますが、ああいうイタさは私は大好きなのです。寒いあとがき、スベり気味のギャグ、子供じみた厨二病(e.g. 初カキコ…ども…)。そういうのは全然いい。むしろ好みです。これらに共通するのは、それらが面白く成ったのは偶然の産物であり、本人はいたって真面目に、真摯に出した言葉だということです。誰かを穿つ目的や貶す意図がなく、何かしらへの愛の表明なのです。さっきあげた俺くんコピペもそうだし、「ルイズコピペ」もそう。

一方もうひとつのイタさ――まさにQruppoが頻繁に行うそれ――とはその真逆に位置する。常時誰かを穿とうとしている。平たく言えば冷笑です。上記動画でいえば「危うく論破されそうだったところをビンタ一撃で黙らせ暴言を吐くことで~」のくだりは「【朗報】ワイ、危うく姪(5)に論破されそうなところをビンタ一発で形勢逆転」というなんJのスレの引用、つまりパロディですが、このやり口がまず痛々しい。サブカルネタにしても吉野家コピペをパロるとかとはわけが違う。なんJネタを使うかね?企業が。しかも元ネタ自体も一般的な倫理観に照らして考えれば不愉快かつ有害な、ジョークとも言えないような低質なジョークです。

Qruppo作品は他にもフェミニズム・ヴィーガン・統合失調症患者を馬鹿にするようなネタを入れたり、対戦ゲームにおける屈伸煽りのような害悪行為を正当化したり、さっきのようになんJネタや役割論理みたいな内輪も内輪なネタをostentatiousに使いまくったりと、とにかくなんていうか精神年齢が低いプレイングがとても目立つ。イタいんですが、これはさっきの「初カキコ…ども」とか「ってなんで俺くんが!?」とは似て非なるものです。純真さの欠片もない、悪意と冷笑に満ちた痛々しさ。

同じ痛々しさにしても、中学生のエアガン開封動画みたいな純粋なイタさと、誰かを馬鹿にしたり傷つけることを意図して生まれたミーム(淫夢、岩間、syamu_gameなど)を所構わず持ち出すイタさがある。後者のようなミームそれ自体の善悪を一概に断定するつもりはないが、仮にも一企業がそういうものにここまで寄り切ることは、表現者がひとつのゲームを創り向き合う姿勢として物凄く不誠実に感じます
これが私がQruppoを好きになれない一番の理由です。以上。

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