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電子書籍を出版しました

いつも言い足りない気持ちでいたアレコレを、ぎっしり詰め込みました。

藍オタク話炸裂本

 本日、初の電子書籍を出版しました。(自分で好きなように出版したかったので、出版社も立ち上げました。)
 植物のタデアイのことや藍染めのこと、顔料の沈殿藍のことを主に書きました。
 栽培方法や染色方法などのhow-toにはほとんど触れていません。主にタデアイや沈殿藍(青黛)の効能、藍染めの機能性、現在期待を寄せている取り組みなどを通じて、なぜ藍染めが今に伝えられてきたのかということを私なりに紐解いてみた本です。
 藍染め愛好家や藍染めに携わっておられる方が、もっと藍を好きになるような内容を目指したつもりです。

 藍色工房時代の約15年の経験の中で得ることのできた、藍についての情報や体験のエッセンスを、ある程度まとめることができました。
 藍オタクの 藍オタクによる 藍オタクのための一冊と言って良いと思います。
 色々不十分な点はありますが、今の時点の私の精一杯をリリースしました。

目次

 この本の目次を公開いたします。

第1章 昔から伝わる薬効
    1-1 天然の藍色は生薬
    1-2 葉っぱも生薬
    1-3 種も生薬
    1-4 藍染めの効能

第2章 現代に期待される藍
    2-1 宇宙にいった藍
    2-2 免疫をサポート
    2-3 皮膚炎や難病にも

第3章 丈夫な植物
    3-1 豊かな生命力
    3-2 水が大好き
    3-3 獣害知らず

第4章 神様と仲良し
    4-1 魔除け・厄除け
    4-2 生と死のはざまで
    4-3 聖人・神仏のイメージカラー

第5章 生地が丈夫になる
    5-1 燃えにくい藍
    5-2 繊維そのものが強くなる
    5-3 虫や蛇も避ける?

第6章 実は色落ちしにくい
    6-1 何度も重ね染め
    6-2 実際の堅ろう度
    6-3 ゆっくり発色させるのがコツ

第7章 息をしている藍
    7-1 生地から灰汁を出し続ける
    7-2 顔料そのものも灰汁を出し続ける

この本を読むとこうなります

 今までの藍関連の本ではほとんど触れられていなかった事にも言及しているので、ちょっと変わった藍の豆知識が身につくと思います。
 その結果…
・藍の薬効を語れるようになる
・藍染めの手入れを気軽にできるようになる
・藍業界の人っぽいことが語れるようになる

 こんな感じになるのではないかと思われます。とにかく、一緒に藍への愛を語れる人と分かち合いたいお話を詰め込んでいるので、古今東西のエピソードを好き放題に織り交ぜながら展開しています。少々目まぐるしく思われる方もいらっしゃるかもしれません…どうかご容赦ください。

 次回作も少しずつ進めます。これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

よろしければ、サポートをお願いいたします。いただいたサポートは藍農園維持と良質な藍顔料精製作業に活用させていただきます。