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陰徳と陽徳

新約聖書の山上の垂訓に、
「善行は人に知られて称賛された時点で
すでに報われているから神は報いない。
人に知られない善行は報われない分、
神が報いて下さる。」というようなことが
書かれている。

報酬をいただく仕事は陽徳であり、
それは喜んで頂けるし、
感謝されるし、つい頑張りすぎてしまう。

でも、大切なことは、報酬も発生しない、
称賛も評価もされない陰徳である。
数字や形では表しずらい家事や育児、親の介護。
親戚や近所の付き合い。こういった身近なところで
善行を積むことが、多くの気づきにつながる。

下積みの時期とは、いわゆる陰徳の時期といえる。
陰徳を重ねて、陽徳の機会が得られる。
世の中の仕組みを知るためにも、
陽徳と陰徳をバランスよく積み重ねたい。

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