道徳教育のきれいごと
口笛吹いて~空き地へ行った
知らない子がやってきて
遊ばないかと笑って言った
ひとりぼっちはつまらない
だれとで~も仲間になって 仲良しになろう
口笛吹いて~空き地へ行った
知らない子はもういない。
みんな仲間だ、なかよしなんだ。
昔、道徳の時間にみた番組の主題歌である。
理想の姿を語るのは美しい。
理想は誰も否定しない。
そして誰もが理想を描いている。
でも、その理想と現実のギャップに
誰もが苦しんでいるのが実際である。
人間関係の原点は生まれ育った
家族のつながりであり、絆なんだ。
家族と仲良しでないのに、
友達と仲良くすることを
求めることは、偽善である。
家族から得られない愛情を
友人で埋めるような関係は
長続きしない。
だから、まず家族を整える。
家族を愛情でつなぐ。
家族の中で、ひとりぼっちを
作らない。ここから、学校での社会での
人間関係が変わる。
でも、ここに着手しない、
あるいは踏み込まない。
そんな道徳教育は、きれいごとであり、
違うところに目的がある。
そう言われても仕方ない。
そう思うんだ。
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