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自らを制限する美しい言葉

「やりたいことだけやる」「好きなことだけやる」
「得意なことだけやる」「良いことだけイメージする」
このような、心地よいフレーズが、巷にあふれている。
「嫌いなことはしなくていいんだ」
「心地よいことだけすればいいんだ」
一昔前の方々では、理解し難い、が、あからさまに
否定はできない主張がまことしやかに、
世の中に広がっている。これらの主張は、
一見誰にも優しく、思いやりあふれるもののように
見える。しかし、「好きだけ」「心地よいものだけ」
「良いことだけ」と自分に自分で制限をかけることは、
自分の可能性を限定し、人生を不自由にすることを
忘れてはならない。きれいごとは、
美しさ、心地良さと同時に深い闇を抱えている。
「自分らしさ」とは、自分の限界を超えてゆく先に
見えてくるものなんだ。
「嫌いで、辛くて、たいへん厳しいのは
重々わかっている。それでも、あえて
「自分の枠を超えたい」と思わせる、
そんな「やりたいこと」「憧れ」「理想」が、
必要となってくるんだ。

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