自分は先、他人は後
先行きが不安な時、自分の不安な心を
見つめて、原因を探すのが先決である。
であるのに、自分はさておき、他人の不安を
解消しようと躍起になって頑張ってしまうことがある。
他人の苦しみや悩みが気になりはじめるのは、
自分の心に同じものがあるからなんだ。
でも、自分の苦しみは、ほっておいて
他人の悩みに耳を傾け、どっぷりと浸かる。
そんな時がある。
ミイラ取りがミイラになるように自分も
どんどん苦しくなり、他人の悩みどころでなくなる。
結局、「自分が先、他人があと」なのである。
自分の恐れや不安を克服してはじめて、
他人の悩みにも、耳を傾けることができるのだ。
自分の心の置き所が自分になくなれば、
自分自身崩壊するのは当たり前である。
「いまここ」に常にあること。
自分の心を他人に奪われないこと。
「誰かの喜びのために」の意識が強い世の中にあって、
自分に向き合う修養が肝要であると感じている。
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