見出し画像

黒歴史をひもとく

黒歴史とは、なかったことにしたい、
あるいはなかったことにされている、
過去の事象を指す。

誰しもが、ひとつやふたつは、
黒歴史をもっている。
人によっては、墓までもってゆく。
そんな黒歴史をもっている。

なかったことにしたいほどの
黒歴史を二度と経験したくない。
そんな思いが、今日の自分を作っている。
これは事実である。

でも、そうやってどんなに、
頑張って頑張っても、黒歴史は残っている。
残っているから、
チラッとでも見えると、
恐くなってしまうんだ。

こんな感じで生きてきたから、
いつも何かに追われている。
黒歴史に追われている。
そんな感じだったんだ。

だから、やっぱり人生のどこかで、
黒歴史に向き合わなくちゃならない。
そういうことなんだ。

自分の中にある黒歴史、
こいつに向きあうと変わるんだ。
黒いって思っていた出来事が、
決してそうじゃなかったって
そういう事実に気づくんだ。

黒歴史ってのは、自分が外側の環境に
不適応な時を意味するんだ。

自分の本音が、自分の振る舞いが、
周囲の評価を得ない。
批判され、馬鹿にされる。
そんな時が、暗黒時代なんだ。

なぜに周囲の世界に
適応できなかったかを追究すると、
簡単なんだ。

自分が純粋でピュアだったって
ことなんだ。空気を読まずに、
本音で生きていた。
そういうことが、暗黒につながっていた。
そんな感じなんだ。

そこで、黒歴史に懲りて、
周囲の環境に適応していった。
本音を隠して、理想の自分を
こしらえていった。
そんなプロセスを経て、
いわゆる黒歴史でない、
白歴史を作ることができた。
そういうことなんだ。

そうな見方で、黒歴史に向きあうと、
どっちが黒で、どっちが白なのか?
わからなくなっちまうんだ。

自分を生きるって決めた瞬間、
黒歴史に向き合わなくちゃならない。
でも、そこでわかることは、
黒い歴史じゃなくて、
ピュアホワイトな歴史だった。
そんな事実だったりするんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?