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映画 オッペンハイマー

これからまだまだ観るか人がいると思うので
ネタバレにならない感想を。。。

観る?観ない?
ちょっと迷ったけど、やっぱり観ちゃった。
迷った理由は、核兵器の誕生に関する作品だったから、観た理由は大好きな映画監督クリストファー・ノーランの作品だったから。

結論は観てよかったと思います。
理由は2つ。

1つは・・・
科学に対する思いを新たにできたこと。

2つ目は・・・
こんなに没入する工夫がしてある映画を3時間も非没入(冷静)で観ることができる自分を確認できたこと。

大いなる力には、大いなる責任が伴う

映画【スパイダーマン】の中で
スパイダーマンことピーター・パーカーの叔父ベン・パーカーがこの世から旅立つ時にピーターに残した言葉。

大いなる力・・・
核兵器、やっぱり、実際に使っちゃダメでしょ!

大いなる責任・・・
一科学者、オッペンマイヤーの葛藤・・・
女性関係、思想、いかにも人間らしく描かれているけど、結局、国の論理に押し流され、個人のコントロールの域をこえてしまうのです。

科学は素晴らしいと思いますが、人を幸せにするものでないとね。

大いなるメリットのための小さな犠牲

核抑止力、ミリタリー・バランスなどの如何にも大切なことのために戦争中言えど、広島と長崎の多くの民間人の命が一瞬で犠牲になってしまったことは、取り返しがつかない事実です。
大いなるメリットのための犠牲・・・とくに一般人の命は犠牲にしちゃダメ!!

オッペンハイマーの心理描写・・・すごいと思いました。
ノーラン監督のメタファー的な表現
服装: 軍服・スーツ 
帽子; 被っている時と脱いでいる時
カラーとモノクロの使い分け

良かった点
映画の中では
被爆地としての広島と長崎の惨状は
描かれていなかったので冷静さを保つことが出来ました。

超個人的に・・・
キリアン・マーフィー演じるオッペンハイマーが
私のメンターの一人
NLPトレーナーのロバート・ディルツさんに見えて仕方なかった件

彼を見る度にこの映画を思い出すかも(^^)

そして、そして・・・
クリストファー・ノーラン監督の作品は、いつも何度も観るのですが、
3時間、ぶっ通しで没入もできず、
葛藤する男のはなしを
鑑賞し続けるのはつらいです。

この作品はもう一度限りで十分かな? (^^)

予告編です。






『オッペンハイマー』(英語: Oppenheimer)・・・
2023年より公開されているアメリカ合衆国の映画。世界初の原子爆弾を開発した「原爆の父」として知られる理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画である。
カイ・バード(英語版)とマーティン・J・シャーウィンによる伝記『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇(英語版)』(American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer)の映画化であり、クリストファー・ノーランによる脚本・監督・共同製作で、製作費約1億ドルを投じた3時間の大作である。

ユニバーサル・ピクチャーズ配給により、2023年7月21日に全米で公開。興行収入は、公開から16日後の8月6日の発表で推定5億ドルを突破。9月第3週末時点には9億1200万ドルを記録し、伝記映画としては『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)や『アメリカン・スナイパー』(2014年)を抜いて歴代1位、第二次世界大戦を扱った映画としても歴代1位となった。また、R指定を受けた映画としては『ジョーカー』(2019年)に次ぐ興行収入を上げた。

アメリカでの公開当初、日本での公開は未定となっており、長らくユニバーサル・ピクチャーズとその国内での配給を担う東宝東和からの発表はなく、日本を除く各国で11月21日に4K Ultra HD Blu-ray・Blu-rayの発売および各動画配信サービスでの配信開始を迎えたため、輸入などを含むと上映に先駆けて視聴手段が生じる事態となった。その後、米国公開から4か月を経た12月7日に翌2024年の日本公開(配給:ビターズ・エンド)が発表され、2024年1月24日に公開日(3月29日)が公表された。

ストーリー
赤狩りの嵐が吹き荒れる1954年、ソ連のスパイ疑惑を受けたオッペンハイマーは、聴聞会で追及を受ける[15](オッペンハイマー事件(英語版))。1959年、その事件の首謀者ストローズ(英語版)の公聴会が開かれる。本作は、この2つとオッペンハイマーの生涯の時系列が交錯する形で展開する。
1926年、ハーバード大学を最優秀の成績で卒業したオッペンハイマーは、イギリスのケンブリッジ大学に留学するが、そこでの環境や実験物理学に嫌気が差して、ドイツのゲッティンゲン大学に留学する。留学先で出会ったニールス・ボーアやヴェルナー・ハイゼンベルクの影響から理論物理学の道を歩み始める。1929年に博士号を取得した彼はアメリカに戻り、若く優秀な科学者としてカリフォルニア大学バークレー校で教鞭を取っていた。オッペンハイマーは自身の研究や活動を通して核分裂を応用した原子爆弾実現の可能性を感じており、1938年にはナチス・ドイツで核分裂が発見されるなど原爆開発は時間の問題と考えていた。

第二次世界大戦が中盤に差し掛かった1942年10月、オッペンハイマーはアメリカ軍のレズリー・グローヴス准将から呼び出しを受ける。ナチス・ドイツの勢いに焦りを感じたグローヴスは原爆を開発・製造するための極秘プロジェクト「マンハッタン計画」を立ち上げ、優秀な科学者と聞きつけたオッペンハイマーを原爆開発チームのリーダーに抜擢した。1943年、オッペンハイマーはニューメキシコ州にロスアラモス国立研究所を設立して所長に就任、全米各地の優秀な科学者やヨーロッパから亡命してきたユダヤ人科学者たちとその家族数千人をロスアラモスに移住させて本格的な原爆開発に着手する。オッペンハイマーはリーダーシップを発揮して精力的に開発を主導、ユダヤ人でもある彼は何としてもナチス・ドイツより先に原爆を完成させる必要があった。一方で原爆開発に成功しても各国間の開発競争や更に強力な水素爆弾の登場を危惧していた。

1945年5月8日に当初目標としていたナチス・ドイツが降伏、原爆開発の継続を疑問視する科学者もいたが、未だ戦い続ける日本に目標を切り替えて開発を続けてゆく。1945年7月16日、オッペンハイマーたち開発チームが多大な労力を費やした研究は遂に実を結び、人類史上初の核実験「トリニティ」を成功させた。原爆の凄まじい威力を目の当たりにして実験成功を喜ぶ科学者や政治家、軍関係者たちを見たオッペンハイマーは成功に安堵する反面、言い知れぬ不安を感じる。原爆完成を受けてハリー・S・トルーマン大統領は日本を無条件降伏に追い込み、ヨーロッパで影響力を強めるソ連に対する牽制として広島と長崎へ原爆を投下、ついに日本が無条件降伏して第二次世界大戦は終結した。

戦後オッペンハイマーは原爆の父と呼ばれ、多くのアメリカ兵を救った英雄として賞賛されることに困惑、既に戦力を失って降伏間近だった日本への原爆投下によって多くの犠牲者が出た事実を知って深く苦悩していた。1949年、事前の予想より早くソ連が原爆開発に成功、衝撃を受けたアメリカでは水爆など核兵器の推進が盛んに議論される事態となった。当時、アメリカ原子力委員会の顧問だったオッペンハイマーはソ連との核開発競争を危惧して水爆開発に反対する。トルーマン大統領に直接会談を申し入れ、核兵器がもたらす甚大な被害を憂慮して国際的な核兵器管理機関の創設を提案したが、大統領は彼の姿勢を弱腰と決めつけ個人的な嫌悪と不信感を覚えて提案を無視した。その行動が核兵器推進派の科学者や政治家との対立に繋がり、彼のその後の人生を暗転させてゆく。

登場人物・キャスト
Portrait of J. Robert Oppenheimer, first director of Los Alamos National Laboratory.
Actor Cillian Murphy at a press conference for The Party at the 67th Berlin International Film Festival in 2017
ロバート・オッペンハイマーと彼を演じたキリアン・マーフィー

主要人物
J・ロバート・オッペンハイマー
演 - キリアン・マーフィー
アメリカの天才的な理論物理学者。第二次世界大戦中にロスアラモス国立研究所の所長を務め、原子爆弾の開発・製造を目的としたマンハッタン計画を主導。のちに原爆の父と呼ばれる存在になる。
キャサリン・“キティ”・オッペンハイマー(英語版)
演 - エミリー・ブラント
ロバートの妻。生物学者兼植物学者。子育てからくる不満や孤独でアルコール中毒になるが、生涯夫の味方として彼を支える。
レズリー・グローヴス
演 - マット・デイモン
アメリカ陸軍の将校。マンハッタン計画の責任者として極秘プロジェクトを指揮する立場にあった。そこでロバートを抜擢し、学者以外で1番身近な存在として彼の理解者となる。
ジーン・タトロック(英語版)
演 - フローレンス・ピュー
アメリカの精神科医。共産主義者。ロバートがカリフォルニア大学バークレー校で物理学の教授をしていた頃に出会い恋仲になる。
ルイス・ストローズ(英語版)
演 - ロバート・ダウニー・Jr.
アメリカ原子力委員会の委員長。靴売りから政治家に成り上がった。ロバートをプリンストン高等研究所の所長に抜擢。頑固で野心に満ちた人物で、水爆実験を巡ってロバートと対立する。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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