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パーソルとnoteで開催した、「#私らしいはたらき方」投稿コンテストの審査結果を発表します!

2021年7月5日から約1ヶ月の間、自分にとっての「はたらき方」について語る「#私らしいはたらき方」投稿コンテスト。期間中(7/5-8/13)には、8,617件もの作品をご応募いただきました!「はたらき方」について改めて考えるきっかけになるようなすばらしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。

noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。

審査会にて、審査員である山下貴嗣さんこばかなさん大木亜希子さんの3名と、パーソル note担当による選考の結果、下記のように受賞者が決定いたしました。

グランプリ

■ママの私が「夜中のコンビニ」でアルバイトをする理由。

「まさか自分が夜中のコンビニでアルバイトをする日がくるなんて、想像もつかなかった。」というもよもよさん。その経緯やこの仕事を始めてよかったこと、さらに人生におけるはたらき方のバランスについてつづった作品が、グランプリに選ばれました。「今、そして今後の「はたらき方」に対するバランス感が絶妙」(山下貴嗣さん)「コンビニアルバイトという仕事を自分目線で前向きに解釈している点がコンテストテーマとフィットしている」(こばかなさん)「ひとつのテーマをちゃんと深堀りして構成を深めているので、読み手へのインパクトが強い」(大木亜希子さん)「いろいろある人生と、そして今はとても楽しいというストーリーをうまく表現している」(パーソル note担当)と審査員からも高い評価を受けました。置かれた状況をオープンに語りつつ、前向きでわかりやすい文章もポイントとなりました。

審査員特別賞(山下貴嗣さん賞)

■母の背中

シングルマザーだった母と祖父母に育てられ、母のパワフルでポジティブなはたらき方を見て仕事って楽しそうだなあと思っていたというakaneさんが、自分の現在の看護師という仕事と重ね合わせて、はたらき方について改めて考えます。「ただ、悪くない。」という言葉の裏にある思いとは?はたらく親の気持ちが詰まった作品です。

イキイキと前向きにはたらくお母様の姿が目に浮かぶような作品です。母の背中が筆者のはたらくことへの原点である事がよくわかります。育児で思い通りのはたらき方ができないが、それも「悪くない」と前向きに捉える姿勢は、お母様の姿と重なります。この捉え方は、示唆に富み、多くの方に「私らしいはたらき方」のヒントになるのではないでしょうか。(山下貴嗣さん)

審査員特別賞(こばかなさん賞)

■5年生だった君へ

小学校の支援員だったYUKIKO IKEDAさんが、今でも忘れられないある少年との1年間をふりかえり、彼への「届く当てのない手紙」として投稿した作品です。彼との接し方に心揺れる時期を経てしだいに心の距離が縮まっていくさまがていねいに描かれており、読み終わると静かな感動が広がります。

1回目に読んで涙が出て、もう一度読んでみたらまた涙が出るような作品でした。家庭環境が厳しい少年ショウさんと共に、支援員であるIKEDAさんも成長する物語です。ショウさんと少しずつ心が通い始めるその文章から、IKEDAさんの愛を感じました。IKEDAさんとショウさんが再会できますように。(こばかなさん)

審査員特別賞(大木亜希子さん賞)

育児と仕事のバランスへの葛藤という、多くのはたらく親が直面する状況を象徴するシーンと、保育園の園長先生の言葉によってその見方が変化していくようすをリアリティゆたかに描いた、秋カヲリさん。同じ悩みを持つひとの背中をそっと押してくれるようなやさしい作品です。

どれだけ丁寧に生きたいと思っていても、人に優しくありたいと思っていても、詰んでしまう瞬間が誰にでもあります。
この小説は、主人公の女性が「人に優しくありたい」、「余裕を持ちたい」と思いながらも現実的には難しい状況を見事に表現しています。
その葛藤が全て美しい。私はまだ家庭を持たないですが、共感します。園長先生の言葉にも救われます。(大木亜希子さん)

パーソル賞

■20代の自分へ。その「遠回り」が ”自分の色” だと思えるときが、ちゃんと来ますよ。

遠回りは、わるいことじゃない。大学を卒業してからいくつかの職業を経験して、27歳で上京した5年前の自分をふりかえり当時の悩んでいた自分へ送る、ばしゃうま亭 残務さんのメッセージは、同じく進むべき道に悩む多くの20代に向けた力強いエールにもなっています。

焦り、葛藤、他者との比較……。さまざまな感情が募る中、知人からかけられた言葉が、筆者に大切なことを気づかせてくれる作品です。
「迷って、もがいた経験があるから、いろんな人の立場とか、弱いところとかを理解できる。…」(一部抜粋)
この言葉や、さまざまな経験を「遠回り」という言葉で表現をすることで、ゴールに一歩ずつ近づきながら、“私らしいはたらき方”に気づいていく作品内容に共感いたしました。(パーソル note担当)

■香港の海鮮料理店のおじちゃんの一言で、転職を決めた話

香港の海鮮料理店で、ホール担当のおじちゃんの「どうしてこんなに忙しいのに、あなたは笑顔なんですか?」という質問に対する答えをきっかけに、りりあさんの「はたらき方」への考えが変わります。ハローワークの担当者や転職祝いで訪れた店の店員さんのことばもきらきらと印象的な作品です。

「仕事が、とても楽しいから!」
作品を締めくくるこの言葉に行きつくまで、筆者のさまざまな悩みや苦労が描かれており、多くの方が共感できる内容だったと思います。はたらいている方だけではなく、これから社会に出ていく方々にもぜひ読んでいただきたい作品です。
加えて、「新しいことにチャレンジするのに、遅いことはなく、未来の中で一番若いのは、いつだって今だ。」という言葉にも感銘を受けました。変わりたいという「想い」を、変わるための「行動」に移すことの大切さに気づかせてくれながら背中を押してくれる作品です。(パーソル note担当)

入賞

各審査員からの総評

■山下貴嗣さん

多くの皆さんが、はたらくという経験を通して、「はたらき方」の輪郭が浮かんで消え、次第にはっきりとした稜線となり、十色の「私らしいはたらき方」にたどり着いていることが印象的でした。環境の変化が激しく、多様なはたらき方がある現代において、これが正解!というものが見つからなくても、悩み考え続けるプロセスにこそ価値があるのだと改めて認識できましたし、必ずその先に「私らしいはたらき方」が見つかると、勇気をもらえるコンテストだったのではないでしょうか。多くの作品を通じて、そんなプロセスを追体験できることは、「私らしいはたらき方」を探している方にたくさんのヒントを与えてくれると思います。素敵な機会を頂きましてありがとうございました。


■こばかなさん

読んでいて感じたのは、多くの方がはたらきながら葛藤を抱いていること。そしてそれでも必死に自分らしいはたらき方、つまり生き方を模索しているということ。例えば正社員でなかったり、やりがいがあると思える仕事につけなかったり。だけどそれでもいいのだと、みんながどうであれ、私は私なんだと力強く叫ぶ心の声が今の時代らしいと感じました。わたしらしさは、みんならしさではない。そんなことに気づけた時間でした。


■大木亜希子さん

「私らしくはたらく」ということについて、どれだけの人が迷い、苦しみながら自分らしい正解を導き出しているのか、今回のコンテストで気づくことが出来ました。
「はたらく」ということを考えた時、それに付帯して家族や友達、恋人との関係についても再認識させられます。
多くの人が「これが私なりのベスト」と正解を導き出す姿に励まされるのと同時に美しさを感じました。
「自分は『普通』から外れてしまった」と思ってもきっと大丈夫なのです。

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投稿期間は終了しましたが、自分にとっての「はたらき方」について、あらためて考えるきっかけになれればと思います。

ほかの投稿作品についても、以下URLよりぜひご覧ください。

コンテストを振り返って

以下、パーソル note担当からのコメントです。

はたらき方は、一人ひとりさまざまです。今回、そんな「#私らしいはたらき方」に関するたくさんの作品を投稿いただき、ありがとうございました。
苦しかった経験や失敗した経験など、勇気を出して投稿いただいた方もいらっしゃったと思います。はたらき方には正解・不正解は無く、自分らしいはたらき方を、自分で選択していることが重要であると気づかされます。皆さまの作品一つひとつに込められた想いを読ませていただき、一歩踏み出す姿や、時には立ち止まってみることで価値観を見直そうとする姿の中に、パーソルのグループビジョン「はたらいて、笑おう。」に通づる要素がありました。今回のコンテストを通じて、人それぞれはたらくことへの考え方や向き合い方、選択肢はさまざまであるということに少しでも共感いただき、このコンテストが少しでも皆さまの生き方やはたらき方を考えるきっかけになれば幸いです。


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