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UXコミュニティの紹介&お財布プロジェクトをやってみた

UXコミュニティって何?

インフォコム には実践コミュニティ(会社や部署の枠を越えてテーマに関心・興味のある人たちでが集まって知識や技術とか交流を深めるだったかな、自信ない汗)という誰でも気軽に仲間を集めて勉強会ができるような制度があります。

UX teamはもともとこの実践コミュニティで「UXコミュニティ」を有志3人で立ち上げたことから始まりました。

UXデザインって何?と言った概念的なことや手法の使い方といったことをワークショップ形式で参加者全員で体験しながら学ぶこと、そしてUXデザインを社内に広めることを目的にこれまで約1年半活動をしてきました。

UXコミュニティではどんなことをやってるの?

今年度最初の活動として、5月にお財布プロジェクトをやってみました(昨年度も実施したので今回で2回目です)。

お財布プロジェクトはd.schoolがデザインブートキャンプ「The Wallet Project」として公開されているのですが、

もちろん英語…(※英語は大事、それは分かってる)

いくらプログラムとして体系化されているものだとしても、
ワークショップをやるってだけでも重い腰をあげなきゃいけない&ハードル結構高めなのに、
そこに翻訳作業が入るとなるとさらに…orz


そんな私達を助けてくれる救世主が、樽本さんが翻訳&一部扱いやすいようにアレンジしてくださっている日本語版お財布プロジェクト!!


親切なことにワークショップのシナリオも材料リストもネット上に公開されているので、必要なものを購入して(100均&会社にあるもので揃えられる)、シナリオを一字一句そのまま読むだけで、すんばらしいワークショップができてしまいます。本当に素晴らしい。

ワークショップにありがちなタイムマネジメントが上手くいかなくて時間オーバーしちゃってる問題も、こちらはきっかり時間が決められていて約90分で終わらせることができるので、初めてのワークショップにもすごくオススメです。

ここまでちゃんと組み立てられていて、そしてそれが公開されているなんて、もう感動しすぎて涙が出てくる。


UXteamのメンバーである「みかん」が以前IMJさんのワイワイカフェでこのお財布プロジェクトを体験していて、シナリオは既に手元にあったので、とにかくやってみよう!と昨年度開催し、好評だったので今年度もやってみましたが、今年度も相変わらず好評でした(樽本さんに改めて感謝)。


お財布プロジェクトの流れは検索すれば出てくるのであえて詳しく書きませんが、

簡単にいうと2人1組になって、8分でインタビューして、5分で分析して、5分でアイディエーションして、15分でプロトタイプを作り、フィードバックもらってプロトタイプ修正して…と、デザイン思考のプロセス「EMPATHIZE → DEFINE → IDEATE → PROTOTYPE → TEST」 を90分間で高速に回して、ペアを組んだ相手が理想とするお財布を作るといった感じです。



90分でこの内容、なかなかなハードタイプです。


何が大変ってやっぱりアイディエーションだと思う。
5分で8個のアイディアを出すのですが、普段やり慣れてないと頭から煙が出るかも。

なかなか出てこないよー、頭固くなっちゃってるー!!って声も聞こえてきました。


プロトタイプを作るとき。工作は楽しい&みんな真剣。


作るからには完成度高いモノを作りたくなってしまうけれど、あまりこだわりすぎるとあっという間にタイムオーバー。
あくまでプロトタイプ!フィードバックをもらう前に作り込んでしまうと手戻り大きくなるし、
何よりそこにかけた時間やパワーを惜しんで壊す・直す勇気が持てなくなってしまうので、ほどほどに。


今回もThe Walletなものからお財布?なものまで、素敵なモノがたくさんできました!


最後にプチ展覧会も開催しました。


限られた時間の中でデザイン思考の一連のプロセスを体験するので、もちろんこのワークショップをやったから
何かができるようになる!という訳ではないです。


大体、1回4分でインタビューしてニーズを聞き出すなんて、まず無理。


これはあくまでデザイン思考ブートキャンプなので、インタビューのやり方、要件定義の仕方とかそういうこと1つ1つをどうやるのかじっくりと学んで理解するのではなくて、デザインプロセスを回すってどういうことなのか、普段のやり方と何が違うのか、そういう気づきが得られればいいと思うんです。


運営側の私たちとしても、まずはざっくりとでもいいから
こういうやり方があるんだと知ってもらう、
いつもやっているやリ方を少し変えてみようかなというきっかけになればと思い、
今年度も年間プログラムに組み込みました。


来年度は新入社員研修にも組み込んでみようかなと画策中!

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