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秋分の第47候の次候「蟄虫戸を閉ざす」時季に突入!

本日28日より第47候に突入。夏が終わって涼しくなりはじめ、
虫たちが巣ごもりをはじめる時候という意味です。つまり、虫たち
が冬支度をはじめるということ。

人間にとってはまだまだ残暑が残る季節で冬の気配は遠くに
感じるのですが、虫たちにはもうすぐ冬が来ると感じているので
しょう。

具体的には蝶の幼虫はさなぎになって寒さに備え、クワガタや
てんとう虫は成虫のまま、木の根元に春まで潜る準備をする
ようです。

この季節に旬を迎える魚は、何と言ってもサバです。日本の
沿岸に分布する鯖には、マサバとゴマサバの二種類があります。

マサバのレシピとしては、煮付け、塩焼き、竜田揚げなどを
おすすめします。
いっぽう、高知県の足摺岬で獲れるゴマサバは、「清水サバ」と
いうブランド名で珍重されています。

ゴマサバのサバ節はコクがあり香りが高く深い旨みを持つ出汁が
とれるので、そばつゆには欠かせません。ゴマサバはマサバより
も脂肪が少なく、マサバよりも安価なので低級なイメージがあり
ますが、充分美味しい魚です。

塩焼きはゴマサバの料理の中でもマサバより軍配が上がる一品なので、
あなたもぜひ、試してみてください。

ただし、アニサキスの寄生虫がいるので生食は避けたほうがいい。

また、里芋も美味しい季節です。
シンプルな煮物ですが、ホクホクした食感がたまらない一品です。
水を加えてぬめりが取れるまで火にかけ、泡が出るまでゆでて
下ごしらえをすると、サッパリとした上品な味わいに仕上がります。

ただし、独特なぬめりにはガラクタンやムチンなどの水溶性食物
繊維が豊富なので、ぬめりを取り過ぎてもいけません。
便秘予防ににもなるので積極的に摂りましょう。

お彼岸のときに決まって咲く彼岸花が咲きほこり、アキアカネの
赤とんぼが山などからおりてくる頃でもあります。
赤とんぼが飛び出すと余計に秋を感じるのは日本人だからでしょう。

イチジクや柿も美味しい季節になってきました。そろそろ桃も終わる
頃なので、最後の硬い桃、川中島の白桃をいただきます。

この頃は、眠りが浅くなり、何となくそわそわして体が冷えたり、
逆にほてったりするので気をつけたいものです。朝晩の気温差が
激しくなり一日の寒暖差が大きくなるので秋バテになりやすい。
体調管理には十分気をつけましょう。

体温を一定に保とうとするために自律神経が一生懸命働くことに
なります。そして肺を潤す白い食材をとりたいものです。
それには、白キクラゲが最適です。

私自身も座ったままで仕事することが多いので、ストレッチをしたり、
ウォーキングで軽い運動を心がけています。



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