カタルシス 2

東京ー富士吉田ー高尾山
と、辻うらないをしてきた帰り。

高尾駅の喫茶から、眺めた景色を覚えています。

電車が交差していく様子がまるで、ふいに宇宙に浮かんだようでした。

まあ、なんて懐かしい。
このとき時空はごくわずかにずれました。

ぽかっとまるい幻影みたいな、質量の密度が周りとはあきらかに異なる異次元が範囲を限定してあらわれました。


わたしはそこでぼんやりしすぎて。


1時間の約束のセッションに、15分ほど遅刻をしました。


Ⅱ 女教皇

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