否定が起こる話し合いはもう辞める

8ヶ月が創業して経ちました。

起業して初めて感じる事が出来た事を、書いていこうと思います。

まず、起業してわかった大きな事の1つは殆どの物事が二面性で成り立っているという事です。

抽象的な言葉を使うと定性と定量、ビジョンとビジネスモデル、エモーショナルとロジカル、具体と抽象、課題とソリューションなどです。

それがわかった事で、大きな気づきがありました。
それは、定性的な事は否定する事が出来ないという事です。

例えば、僕達の解決したいと思っている、学生の間にwill(やりたい事)とcan(出来る事)が育たないという課題があります。

この課題は多くの教育関係の方やHRでビジネスをされている方は強く持っていますし、誰もがそうだよなと考えています。
解決できるなら解決してくれと思っています。
当たり前の良い事なので、この課題感について否定は出来ません。

しかし、それをどうやって解決するかと言う話になると、否定が起こり始めます。

つまり、ソリューションの話になると否定が起こり始めます

・それって本当に学生の君達に実現できるの?
・競合のソリューションで充分じゃない?
・他に同じ様なことやっている人いっぱいいるよ?どう差別化するの?
・難しいからやめた方が良いよ

創業して間もない、アイディアのみの実績の無い今の僕達に対してのフィードバックはこういうものが殆どです。

ソリューションの話になると否定が起こります。

ここで、僕が言いたいのは、否定されて悲しい、否定されたく無い、ということでは全くありません

僕が言いたい事は僕達のスタンスが完全に間違っていたという事です。

完全に間違ったスタンスとは、先輩起業家や投資家に会う目的がアドバイスを貰うこと事になっていたという事です。

このスタンスで話してしまうと、出来ない理由が僕達のビジネスモデルには溢れかえっているので、出来ない理由をすごく丁寧に教えて頂けます。
つまり、すごく美しく否定してもらえます。

その様な時間は双方にとって全く意味のある時間にならないので、スタンスを変える必要があります。

改善されたスタンスは、協力して欲しい事を持つことです。

具体的に言うと、こういったサービスを設計するのにこれだけのお金が必要だから、投資してもらえませんかであったり、自分達の領域を熟知している先輩起業家の方にこの値段設定でやる事で問題が無いかを聞くと言う事です。

僕達のアイディアが上手くいくかどうかは、カスタマーしか知りません。
つまり、徹底的にカスタマーの課題を深堀、ニーズを洗い出し、ソリューションに対してのFBを貰うという事を繰り返すしかないのです。

そして、出てきた真のペインを解決する為に、こういう事を手伝って欲しいという目的を持って先輩起業家や投資家に会いに行くべきだったのです。

そうすると既に何100時間も考えた否定は起こらないし、良いと思ったら協力してもらえるという意味のある時間になるのです。

今後は、定性的な事をしっかり話し共感してもらう事と、ビジネスモデルについて協力して欲しい事を持って会いにいく事を徹底し、意味のない否定が起こらない建設的な話し合いが行われる様行動していきます。

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