インコさん

コメディアン/俳優/作家。コント公演「実弾生活」主宰。アーティスト「リタ・ジェイ」 イ…

インコさん

コメディアン/俳優/作家。コント公演「実弾生活」主宰。アーティスト「リタ・ジェイ」 インコさんウェブサイト「インコさんと実弾生活」http://www.inkosan.tokyo リタ・ジェイウェブサイトhttp://ritajay.wixsite.com/rita

マガジン

最近の記事

よくある人間関係物語集、二人芝居第二弾「実弾生活デュエル2」もうすぐ開幕

2人芝居、実弾生活デュエル 2の開演が、いよいよ12月8日(水)からと迫ってきました。 みなさん、毎日会う、身近な人。いつの間にか「当たり前」になっていません? お礼を言わなくなったり、特に苦手な部分に慣れてしまっていたり、「ここ好きだな」を忘れてしまったり。 そこには、当たり前のように嫌な人も、いい人もいます。 意識が高い人も、優しすぎて損をする人も、訳のわからないことを考えている人も。 職場や学校で偶然一緒に過ごすことになってしまったとしたら、好きな部分も嫌いな部

    • 2021年のスタンダップコメディについて

      2021年。STUDIO153は2月から様々なライブを打ち出してゆきます。 2月28日(土) スタンダップコメディライブ「TACHI-BANASHI」 5月29日(土) 立川談吉&インコさん Taking Alone Vol.2 インコさん スタンダップコメディキャラバン2021 6月12日(土)13日(日) 2020年の舞台は暗かった。 といって今年から急に明るくなるわけないのは十分わかっている。 それでも、去年の独演会で話したことは本心であり、「やらなきゃ終わる

      • 2020年のネトフリ映画ベスト3【名画座インコさん 番外】

        今年も動画配信サービスで色々な映画・ドラマを観た。 ウェブラジオで「Netflixのおすすめ3本出す」とも言ったので、ここで普段のまとめの番外編として、今年観たNetflixの作品から「今年の三本」を選びます。 ・ドラマではなく映画 ・今年自分が観た映画なので、公開日などは特に関係ない ・Netflixオリジナル作品に限る(サムネイルに「N」の字が入っているやつ) という条件でひとつ。順位付けもエラそうですが、あえてつけました。 3位【ホースガール】 統合失調症の進行具

        • Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.25

          年末年始はNetflixに明け暮れるのは確定しつつあり、あとはドラマと映画の比重がどうなるか。くらいだろうか。 「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」 「リチャード・ジュエル」 「愛の不時着」 「ザ・ボーイズ」(アマゾンプライム) 「ヒルダの冒険」S2 Netflixではないが「ザ・ボーイズ」が本当にすごかった。 ブラックユーモアとバイオレンスをたっぷりとまぶしながら、人をどうやって救うのかという歩みを見せる。 来週あたり今年の配信動画イチオシ作品を出してゆきます。

        よくある人間関係物語集、二人芝居第二弾「実弾生活デュエル2」もうすぐ開幕

        マガジン

        • 名画座インコさん
          26本

        記事

          スタンダップコメディ独演会にむけて

          11月28日にスタンダップコメディの独演会をします。 会場は羽田空港第三ターミナルにある劇場、TIAT SKY HALLです。 第三ターミナルは国際線の出入り口なので、今はまったくと言っていいほど人がいません。 演劇周りも次第に再開の広がりはあっても、客足が戻ったわけではないのは重々承知。自分も9月の下旬に舞台を主催しましたが、来場者の数は前回の約半数となりました。 街に出て、密集のイメージが色濃い劇場に向かうというハードルはやはり高いものです。 この独演会の開催も悩み

          スタンダップコメディ独演会にむけて

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.24

          これを書いている間もシネコンで「無限列車編」を観たくて仕方がないです。 「プロジェクト・パワー」 「ウソから始まる恋と仕事の成功術」 「鬼滅の刃」 「鬼滅の刃」、うなる面白さ。グロいとは聞いていたが、我々は「北斗の拳」世代なので「血で上手く隠しているな」という印象がある。内蔵爆発とか頭が吹き飛ぶとかに比べると(比べても仕方がないが)……。 あと「鬼である」という言い訳というか。ひとつ、それでも炭治郎は「恐れる役どころ」も担っているので、結構冷や汗流しながら「こ、これは

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.24

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.23

          秋になり、舞台も終わってまた視聴環境が整ってきました。 今週は3本(内一本は進行中) 「愛の不時着」 「もう終わりにしよう」 「底なしの世界」 「愛の不時着」はさすがの人気作の柱の強さを観たというか、あのリ中隊長のキャラクターがあるだけで勝利が確約されているようなドラマ。 「もう終わりにしよう」「底なしの世界」と暗い話が続いたが、自分の映画の見方のクセというか「似たようなものを探して観る」ところがある。 それにしても連続で観るのは重いというか、「俺こういう話特段得意っ

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.23

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.22

          舞台があるので映画が観れない日々が続く。 ドラマは移動中にちょこちょこ……ということで「愛の不時着」に手をつけたが、まだ1話も見切っていないので今週はこの一本で。 「足跡はかき消して」 ちょっと、これはすごかった。 1時間近く経たないと「なぜこんなことをしているの」という質問のセリフさえ出ない(そして答えはない)。 答えは出さなくてもいい。そのかわり、別の説得力を出す必要がある。 その説得力が父娘の動きににじむ。

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.22

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.21 「FはFamilyのF」がすごい。

          舞台の稽古も始まり、移動時間に観れるドラマが進む。 「ハングオーバー!!! 最後の反省会」 「FはFamilyのF」 「FはFamilyのF」はすごいアニメ。家父長制の呪縛を描き切っている。 S1で主人公の「家族に怒鳴っちゃいるけど、それでも親父はつらいよ」の描写がおおいなるフリとなり、S2で家庭内の立ち位置が変わる危機があり、S3で憧れの「友」と出会い、その闇に触れて自分を見つめ直すきっかけを持ち、S4にいたってはいわゆる毒親の登場で、主人公の「感情の地獄門が開く」展

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.21 「FはFamilyのF」がすごい。

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.20

          今週は映画が一本、あとはドラマにどっぷりの週でした。 「グッド・タイム」 「コブラ会」シーズン1・2 「コブラ会」これはすばらしいドラマ! 「ベスト・キッド」を観ていることが前提とはなると思うが、その敷居さえ超えれば(「ベスト・キッド」は名作として必修の作品です)10分に1回くらい泣いてしまう。 シーズン3は2021年にnetflixにて独占配信。 今から楽しみで仕方がない。

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.20

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.19

          「2分の1の魔法」観なくては……と思いつつPCに向かう日々。 今週はこの4作品でした。 「未知との遭遇」 「ホース・ソルジャー」 「ヴァレリアン」 「スローターハウス・ルールズ」 「未知との遭遇」はツイートでもスレッドを続けたが、「E.T」も子供の時分はとても怖かったのを憶えている。 「暗闇で首の長い宇宙人が出てくるまでがこわい」「宇宙人の造形がこわい」というダブルパンチだったが、別れのシーンはしっかり感動したのだった。 「未知との遭遇」もまた恐怖の感情が刺激され

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.19

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.18 【表現者が「道を見つける」ということとは】

          酷暑の日々。netflixも夕方近くならないと熱を放つデスクトップPCのそばに行きづらい…という感じですが、今週は以下です。 「アンブレラ・アカデミー シーズン2」 「ぼくたちの奉仕活動」 「アグネスと幸せのパズル」 「パフューム ある人殺しの物語」 「ぼくたちの奉仕活動」が面白かった。 コメディ作品だからこそまっすぐなメッセージをセリフとして言えるという部分はあって、この作品は後半で中世戦争ゲーム(いわゆるチャンバラごっこの延長)に赴く中、主人公が面倒を見ていた内

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.18 【表現者が「道を見つける」ということとは】

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.17

          バーベキューは今年はないか……と半ばあきらめが入りつつ、もともと炎天下すぎるところでの食事もキツいと思う年頃にもなってきました。 今週は以下の2作品。 「サーチ」 「シンクロナイズドモンスター」 どちらも面白かったが「シンクロ~」は好みだった。 彼氏も幼馴染も好みの青年も。基本主人公の周りにロクな人間がいないという中(別に異性で人生が変わる話はいらない。という姿勢でもある)、主人公も何か強烈な想いで自らの人生を立て直す……という姿勢を見せない。 それでも怪獣とシンクロ

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.17

          8月15日(土)17:00~ 日本スタンダップコメディ協会Presents【インコさん ON LINE】

          詳細:いとうせいこう氏がその輪を作った『MUSIC DON’T LOCKDOWN』に日本スタンダップコメディ協会も参加。 協会員のコメディアン、インコさんが「日常をついばみ視点を変えるスタンダップコメディ」を自宅から椅子に座って上演。 11月28日には羽田空港TIAT SKY HALLにて独演会「おはようインコさん その6」を行います。 https://www.inkosan.tokyo/ サポートの投げ銭は地方公演などの活動費に充てさせていただきます。 ↓のボタンからお願

          8月15日(土)17:00~ 日本スタンダップコメディ協会Presents【インコさん ON LINE】

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.16

          個展の作品発送で1日がすぎてゆく中、ドラマと並行してこちらの2作品を。 「ルイの9番目の人生」 「わたしは、ダニエル・ブレイク」 なんといっても「わたしは、ダニエル・ブレイク」。 役所の対応につらさをおぼえつつ、カタルシスはないまま物語は進む。 しかし、それ以外の人間同士の暖かなやり取りで主人公ダニエルの幸福を祈りつつ観る。 特に力のなさそうなアパートの住民の「困ったことがあったら力になるよ」がなんと沁みることか。 なかなか状況は変わらない。が、これが言える人間にならね

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.16

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.15

          7月も終わり…… 真夏に入ろうとする中ですが、映画館に涼みに……という軽い気持ちで劇場が賑わう日々を願うばかりです。 2週ほどあきましたが以下でまとめます。 「このサイテーな世界の終わり」 「リグレッション」 「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 「イット・カムズ・アット・ナイト」 「ロシアン・ドール 謎のタイムリープ」 「このサイテーな世界の終わり」は特筆すべきドラマ。 自称サイコパスという「引く主人公像」から2~3話で一気に共感を持つキャラクターへと変える部分

          Netflix映画おすすめ【ただ映画を見る】名画座インコさん vol.15