僕の頭の中
僕の中でかなり注目しているBrexitのことを為替と絡めて少し。
離脱案の承認が15日に迫ってきた。
ハント外相の発言が記事になっていた
現在おれが考えるべきは全部で3点
1点目。
ハント外相の言う、通りメイの離脱案が棄却される可能性。
大いにありうる
離脱案を否定しようとする党内議員及び残留派労働党員らの描くシナリオ。
Brexitはマヒ、行われず、メイは辞任、リファレンダムは無効化されうる
間違いなく議会は混乱、国民投票の、ひいては伝統的英国のウェストミンスター・モデルの議会政治の意味合いが改めて問われることになるだろうと予想。
延期だとしてもどうか、交渉は相変わらず難航するに決まってる
2点目。
メイの離脱案が承認され合意なき離脱が議会を通過するシナリオ。
合意なき離脱はイギリスにさらなる混乱を招きうる
なんといっても経済的混乱が凄まじい
直近の経済指標もかなり悪い数字をつけている。
議会外多数と議会内多数とのねじれが招いた混乱はEU圏内の姿勢も問われてきそう。
EU圏の経済的打撃も大きい、
その場合メイの進退はどうなる?残留派をケアして辞任?
ここまでで相当カオス。
3点目。
ポンドをめぐる為替戦略。
年明けのフラッシュクラッシュ以来、ポンドgilt、株価共に大きなリスクオフの局面を迎えてない。
それが引っかかる。
欧州、米国勢の買い戻しが入っている、
と言うことは、フラッシュクラッシュで回収した買いポジションが再び溜まりつつあると言うこと。
それだけに合意なき離脱となった時の下り最速が思いやられる
今日のロンドン〜アメリカタイムも大幅なリスクオンを見せ、それだけで100pips超えのボラを見せている
おまけに、2019年一発目の経済指標はと言うと
日本だめ、イギリスだめ、ユーロだめ、アメリカも比較的いいとはいえ危うい(今日のCPIはギリ耐えてた)、中国に至ってはこれまででも最悪の値をつけている
イギリス発、最悪級の暴落のお膳立てがされているように見えてならないこの頃。
アメリカ中心に回復して、これらの懸念が杞憂に終わるといいが。
イギリスの街はそんなことを微塵も感じさせないいつも通りのフライデーナイトです
#ブレグジット #ハント #合意なき離脱 #ポンド #gilt #CPI
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