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私が「砂の塔」を作るなら。

Amazonプライム・ビデオで「砂の塔」をワッチングしました。

タワマンに住む、主婦たちのドラマなんですけど、菅野美穂演じる「普通の主婦」がタワーマンションという階級制の世界に入り、いろんな人のいびりがある中で持ち前の明るさを発揮して、なんかしら事件が起きたり解決したり子どもがなんかなるドラマです。

松嶋菜々子の抑えた演技と菅野美穂の天然のママ演技になぜかイラみがましてしまいました…。

まぁまぁ、、どっかで、見た感じなんですよね…。
「これチャレンジやったやつ」って23回くらい思いました。

久しぶりに日本のドラマをみたけど、きっと予算の少なさがそうさせてしまうのですね。

そこで予算度外視で考えちゃいました…。
「もしも私が砂の塔を作るなら…!」

実作と同じように、タワマン・主婦・連続誘拐事件のキーワードがあったとして。

タワマンの階級、主婦の閉塞感は必須ですよね。
まず連続誘拐事件はタワマン周辺で起こります。

まずはタワマンを一つの街に見立てます。
1階には特大スーパーがあって、庭には公園。
4階にはプール付きのジム、保育所。
2階に、フリースペースがあり、そこでは習い事やワークショップ。

必要がなければ本当に出て行かなくて生活がなりたつタワーマンション。コンシェルジュはディーンフジオカ的なイケメン。なんでも出来て主人公には優しいのですが、こいつも今ひとつ信頼できない。最終的に死にます。

優しい管理人のおじいちゃんもいますが、左手にはめた手袋を絶対にとりません。吃音のため周りの人から避けられていますが、主人公の子どもだけはコミュニケーションがとれます。この人も疑われますが、実は10年前にあった類似型の誘拐事件で娘を殺された元植木職人。事件の犯人を別のやり方で追い詰めます。最終的に犯人はこの人が手をかけます。

1階には変わり者のおばあちゃんがいます、口を滅多に聞いてくれません。猫を抱いてます。
実はものすごくネットに強いため最終的に管理会社のサーバーに接続。事件を追っていましたが犯人が知人だったため、主人公には何も告げないまま、疾走をとげます。

ママ友たちのリーダー的役割を持つおばさんはいますが、こいつはいい奴です。でも事件が進むに連れて邪魔をし始めます。犯人をかばってるんですね。

主人公は、天然バタバタ系ではなく、仲間になった人を片っ端から情報ネットワークにして理知的に進めるタイプです。子どもはいますが、少し距離を感じています。

内容はもう少し各家庭によりたいと思います。

ある日、タワマン世帯の子どもが誘拐されます。残念ながら遺体での発見です。犯行はタワマンに住んでいないとできない人物の犯行。疑心暗鬼になるタワマン住民たち。ということろまでが1話。それ以降は各家庭にフォーカスしていきます。

ちょっと亭主関白風な夫と暮す主人公。女社長とそのヒモになりつつある夫。どこからどうみても幸せな老夫婦(実はやばい商売をしている)。年老いた資産家と元水商売業の若妻。実はゲイの夫と本当は彼のことを愛しているのに、表面上は仮面夫婦を装う妻。自閉症の子どもを抱えたシングルファザー。

しかし、犯人は見つかりません。
そして最上階、もうトップオブトップの子どもが誘拐されます。
騒然となるタワマン。怒った父親が権力と暴力で自ら犯人を探し出すべく外部からの接触を一切断ち、誰も入れない、誰も逃げられない街が完成(9話くらい)

街として完全に外部からシャットアウトしてしまったスカイレジデンス。
やがて電気トラブルに見舞われます。上層階の人間は必至に助けを求めますが、非常電源も失われつつあります。
ここでタワマンカースト制度が一気に崩れます。
下に見ていたブルーワーカー風の家族たちに救われるホワイトカラー層。次々現れる「犯人はトップオブトップ」という人々とその証拠。疑われないように自分の子を誘拐されたように見せやがって、とトップオブトップはやり玉に上げられます。
あわや皆に殺されそう、となったときに

バラバラバラバラ!!!
救助のヘリコプターがやってきます。

乗ってるのは…猫を抱えたおばあちゃん。
トップオブトップを救います。この二人、実は生き別れた親子だったんですね。おばあちゃんは自分の子どもと孫を見守るために、このタワマンに越してきました。(ラスト前1話)

皆が逃げようと集まる屋上の上で、
いよいよ、犯人が分かります…。

犯人は…、シングルファザーの息子です…。
自閉症、と見せかけてめちゃくちゃ頭の良い男の子でした。離婚訴訟の際、父親に自閉症のフリを強要されてから、ずっと嘘の自分を演じ続けていたのです。

しかしながら心は、普通の家庭への憎悪に満ち溢れていき、もう1人の人格を演じることになりました…。
サイコパスです。
そして、こいつが最初に手をかけたのは植木屋の娘でした。

管理人 VS サイコパス

やはり優勢なのはサイコパスです、頑張る管理人。しかし、サイコパスが植木鋏を奪い、管理人を刺してしまいます。管理人はそれでも倒れません。ハサミが刺さったままサイコパスと戦い続けます。

タワーから落ちそうになったりなんだりとお決まりのアクションをしているところに警察のヘリが続々到着。優勢に傾いた管理人を銃で威圧します。
管理人を囲み人の壁となる主人公及び住人たち。
サイコパスは必死に撃てといいますが、その中で、管理人は静かに植木鋏を置きます。服の中で植木鋏を止めたのは、娘が贈ってくれた時計でした。

サイコパスはそれをみて逃げます。しかし警官につかまり取り押さえられます。

最後に主人公が捨てゼリフ。
「いくら素敵な住まいでも、愛がなければ家族は育たたない」的なそういうくさいやつ。

一気にドローンとかでカメラがひき夕暮れの街なみとタワーがシルエットになり、そのままエンドロールへ。


っていう話を書きたいから誰か仕事ください。
よろしくお願いいたします。

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