お盆ですね。母の新盆です。お仏壇に仏花を沢山供えて写真を撮ったら、なんだか良く分からないものが写り混んでいました。ご先祖様たちが集まってきてくださったのでしょうか。御墓参りに言った際に思ったことは、脈々と続くご先祖様の系譜の末に私がいるという事への感謝です。ご先祖様がいなければ私が生まれることもなかったわけですから。

先日ふとしたきっかけで、人の心に生まれる邪悪な、闇の心について考えることがありました。いつの間にそんなものが人の心に生まれるものなのか。知らない間に何かが澱のように積もっていった先に生まれるものなのか。他者からなんらかの暴力のようなもので与えられ、それが連鎖してゆくものなのか・・・。

人を呪ったり、恨んだり、憎んだり、嫌悪したりする邪悪な気持ち。他者に宿るそう言った感情、邪悪だと思う心と行動。それは本当に小さなものかもしれないけれど、自分自身の中に確実に在る。在るからこそ、邪悪だと知覚できるのです。

そんな、闇の心を持ってしまう自分も他者も、認めて気づいていくことで、初めてそんな気持ちも手放してゆくことができると思います。邪悪な心を持ってしまうまでに何かに嫉妬や執着をしていたのだなと気づいて、そんな形で思いつめた自分を認めて許してあげることが慈悲だと思います。

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