避けて通れない事って誰の人生にも訪れると思うんです。向かい合うことを避けたい事、ありますよね。苦手な人やちょっと気の張る行事、出来たらパスしたいお付き合い。外の社会全てがストレス！って言う状況だってあるだろうと想像します。そうするとお家に引きこもりがちになりますね。人は恐怖や危険から本能的に自分を守ろうとするものなんだと考えます。

でも、ずっと避けて、ずっと向かい合わないで、逃げ続けて、（解決する、自然消滅する事象もあるかも知れません）苦手な人や場所を避け続けて、じっと家にこもっていたら・・・、自分の人生（大げさ）を望むように生きて、夢を叶えたり、できるでしょうか？苦手な事や怖いことに、自分の人生を明け渡していることになりませんか？

追い詰められて、逃げ惑って、もはやこれまで・・・対峙するしかない！絶体絶命になったら・・・勝ち目がなさそうに見えても、リングに上がってください。（無理〜ですよね）大団円なんてなくて、打ちのめされて、傷ついて、傷つけて、泣いたりして、喚いたりもして（心の中で）恐怖や恐れに体当り。それが出来たら苦労しない・・・、その通りですよね。でもそうやって人は生きてくんでしょう？そうやって生きてることを味わったり噛み締めたりするんでしょう？

幸運にも、嫌だなと思っていた人や事が、自分の思い込み違いで、なんだ実は素敵！好き！となる事だって、または自分で恐怖に思っていたほど酷くなかったって事もたまにはあるものです。
そして、やっぱり打ちのめされることも想像通りあるわけです。いやいや、そんな喜怒哀楽の嵐になんか晒されたくない、家でじっとしてるって思っている人もやっぱりいます。（怖いですよね、分かります。）

私は、そんな時「人魚姫」の話を思い出します。溺れているのを助けた人間に恋に落ち、矢も盾もたまらず自分の声を引き換えにひとになりますが、別の女性を自分の命の恩人と勘違いをしたまま恋する人は結婚をしてしまう・・・、本当は自分が助けたことは（声がないので）告げることができず、またその人の命と引き換えに元の人魚に戻ることもせず、夜明けとともに海の泡となることを選んだ人魚のこと。生きるってそういう事なんじゃないかって。自分の想いに純粋に従って行動して、誰のせいにもせず、生を全うすることなんじゃないかなって。

人から見てそれが「悲劇」に見えたとしても。

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