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陰嚢湿疹(いんのうしっしん)と15年戦い、勝つまでの涙の記録【第7回】~停戦中~

※陰嚢湿疹(いんのうしっしん)で悩まれている男性は5人に1人。この陰嚢湿疹(いんのうしっしん)は、なった人でなければ分からない男性にとっては極めて大きな悩みです。そのその悩みから1人でも解放されたらという想いで綴ります。

【第七話】

陰嚢湿疹(いんのうしっしん)にものすごく悩まされていた2021年3月中旬頃、私は休みを取って温泉旅行に行きます。

もう巨大ハリケーン状態の陰嚢湿疹を発症して既に2ヶ月が経っていました。

温泉旅行の目的はなんといってもこの陰嚢湿疹(いんのうしっしん)の治療です。とにかく下着との接触を断つことを突き詰めて考えていたら温泉浴衣にたどり着いたからです。

温泉浴衣の下に下着をつけなければ玉袋との接触はありません。

夢ような状況が起きる!と感じたのです。

この頃は自宅でも下着をはかずに布団から脚と玉袋も出した状態で寝ていましたが、どうしても朝起きると寒いせいか布団をつま先まで無意識に掛けてしまい、布団との接触で玉袋がよくなりませんでした。

おまけに布団に薬もついてベトベトになってしまう始末・・・。

まさに陰嚢湿疹(いんのうしっしん)という先の見えないトンネルの中にいたのです。

そのトンネルをなんとしても抜け出すために1泊2日と非常に短い時間ではあったのですが、温泉旅館に勝負を賭けたのです。

ところが予想外だったのが温泉旅館の部屋に着いたときです。

ノリがバッチリついていて、アイロンもしっかりされたパリパリの温泉浴衣が部屋に置かれていたことです。

その温泉浴衣を着ると立っている状態ではもちろん下着をつけていないので、浴衣と接触することはありませんが、座ったりするだけで、玉袋の下の部分はそのパリパリの温泉浴衣に接触・・・。orz

温泉に入った後は玉袋がだらーんと垂れ下がっているため接触しまくりなのです・・・。

勝負に出た温泉旅館が逆に悪化するのではないか?とまで感じたため、すぐにコンビニに向かい、サランラップを買いに行きます。

玉袋にサランラップを巻く戦略を思いついたからです。ところが温泉地のコンビニにはサランラップを売っていない・・・。

でも「コンビニには治療に役に立つものがなにかあるはずだ!このまま寝てしまっては確実に悪化する!」との一心で店内でよいものはないかと物色します。

サランラップはそのコンビニには置いていなかったのですが、なぜかビニールひもを発見し、ビニールひもとレジ袋代も払って部屋に戻ります。

部屋では早速レジ袋に穴を開け、そこにビニールひもを入れ、そのひもを玉袋と竿の根本で縛ってみました。

サランラップではなく、レジ袋で接触させない戦略です。しかしながら、どんなに縛っても容易に外れてしまうのです。

結局、下着をつけずにそのまま寝るしかないと諦めて寝てしまいます。

翌日、当然のことながら悪化をしているだろうと思い、玉袋を見ると、不思議なことに良くはなっていないのですが、悪くもなっていなかったのです。

その時、私は理由が分からず、たまたま布団や温泉浴衣に接触せず悪化しなかったのかな?程度でまた温泉に向かいます。

朝食を食べた後、チェックアウトの前にももう1度温泉に入り、この一泊二日の間に4回の温泉につかりました。

チェックアウトの前、普段着に着替える際、またしても下着との接触が始まる・・・と非常に憂鬱だったのですが、意外や意外、玉袋の調子がほんの僅かではあるのですが、良くなっている感じがしたのです。

ひょっとしたら温泉効果か!?

と私は気が付くのです。早速、空港で、

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を大量に大人買いをします。あとで調べて分かったのですが、この入浴剤はPHが5を切る程、とてつもなく酸性の湯になるらしく薬用の医薬部外品でした。

更には効能に「いんきん」の文字も・・・。笑

この頃は玉袋が痒いのは陰嚢湿疹(いんのうしっしん)だと確信をしていましたが、いんきんにも効くと書いてあったので迷わず20袋(40回分)もの大量購入をしたのです。

これを自宅のお風呂に朝と晩入れ、毎日入っていたのですが、結論から言うと悪くない。

治る特効薬とまでは行きませんが、この温泉、玉袋にいいのは間違いないのです。

ただお風呂が湯の花で浴槽が黄ばんでしまうという問題があり、お風呂を出た後の掃除が大変です。

おまけに追い焚き機能は配管などが錆びてしまう可能性があり、使ってはいけないなど面倒な事が多いのですが、今でも週に1度程度私は入っています。

これを書いている現在、完治はしているのですが、予防も含めてこのお風呂に入るようにしています。

さて次回の第8話では陰嚢湿疹(いんのうしっしん)が劇的に改善した方法を公開します。

なんと必要なものは木工用ボンドでした。笑

第八話に続く


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