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ピクスク主催レポート

はじめに

先日、ピクスクで「ナツフェス」というオンライン即売会を開催しました。
半クローズドで身内~身内の身内向けに「みんなでオンライン即売会サービスを体験してみよう!」というコンセプトで開催を決めたイベントでしたが、無事に人が集まってちゃんと盛り上ることができました。本当に本当によかったです。ありがとうございました!

※ ちなみに、「みんなでオンライン即売会サービスを体験してみよう!」の中には私も含まれていて、私が主催を経験してみるのも目的の一つでした(そういう意味でも参加してくださった方はありがとうございました)。

ピクスクとは

ピクスクというのは正式名称「pictSQUARE」、「pictBLand(ピクブラ)」とか「pictSPACE(ピクスペ)」を運営している会社が提供しているオンライン即売会サービスです。

https://pictsquare.net/

ピクスクがどんな感じのサービスなのかは検索すればそこそこ出てくると思うので今回のレポートでは割愛し、ピクスクがどんな感じなのかある程度知っている人で、主催側がどんなことをしているのか知りたい人向けに書き進めていきます。

開催したイベントの規模

まずは、ナツフェスのの基本情報について。

・イベントのタイトル:ナツフェス
・イベントの説明文など:(省略)
・キーワードタグ:(省略)

・イベント開催日時:2020年09月27日 11:00 〜 23:50
・募集サークル数:24sp

・サークル参加受付開始日:(省略)
・サークル参加受付締切日:(省略)

・パスワード設定:なし
・エリア設定:エリアを分けない
・スペース設置設定:申込み順でスペースを自動配置する

・サークル参加費:無料
・一般参加費:無料

・イベント公開状態:シークレット公開

・サークル参加 22sp
・参加申込み総数(サークル参加・一般参加合計) 127件

イベント開催中は小休憩を除いて常に画面を覗いていましたが、体感常に15人から25人ぐらいのアバターが駆け回っている状態でした(0人にはなりませんでした)。

ちなみに、イベントの主催はイベント参加者だけではなく、一般参加者の申込みID、ニックネーム、注文完了日時、決済完了日時まではわかるようになっています(トラブルがあった際などに、イベントから追放する場合などがあるためだと思います)。
※イベント終了後も閲覧可能でした。

以前、大きめのイベントの開催時にはピクスク自体に繋がりにくくなるなどのトラブルもありましたが、ナツフェス開催時(2020/09/27)にはあまり大きなトラブルもなかったように思います(時々重くなって強制退場になるくらい。そのまま入場できなくなることはなく、入り直せば入場可能な状態)。

ナツフェスは大きなイベントではありませんでしたが、同日に400~500sp参加のイベントを開催していても大丈夫そうだったので、ピクスク自体が日々負荷に強くなっているのだと思います。

イベント作成時の項目について

ここからは、実際にイベントを新規に立ち上げる人向けにイベント作成時の項目についてまとめておきます。

ちなみに、イベントは作成して非公開にしておくこともできるので、一旦仮の情報で作成して非公開にしておき、完成してから公開することも可能です。

◆イベントのタイトル
わかりやすい名前ならなんでもよいと思いますが、最近は結構こだわられている印象。このとき、イベントに設定するロゴ画像も一緒に準備しておくとスムーズです。

◆イベントの説明文など
イベント説明文というか、これが実質イベントの要項ページになります。
これとは別で特設サイトを作ることもできますが、個人的には参加者が確認すべき場所は少なくした方が情報が伝わりやすいと思うので、ここに集約してしまうことをおすすめします。
0から書くのは難しいと思うので、既に開催されている他のイベントのページなどを参考にしつつ決めるのがいいような気がします。

https://pictsquare.net/49esv1ym1tc9dp4zqnnkp0saakg7glmb
ナツフェスだとこのページの「イベント名でわかるかも」~「※なにかあったら随時ここに追記していきます。」の部分。
HTMLタグを使用できるので、頑張ればわかりやすいページが作れます。

ちなみに、後からイベントの規約を変えた場合、周知を徹底するのは大変なので、原則変更なし、やむを得ない場合のみ追記が良いと思います。
追記する場合も書き換えではなく、変更部分を打ち消し線で消すなどしてどこが変更になったのかをわかりやすくしておくと親切。

◆キーワードタグ
イベント検索時に使用されるタグです。
ジャンル、カップリング、作品傾向などのタグをつけることができます。独自タグを作り出すよりも、イベントページにある既存のタグをつけた方が検索性が上がると思います。
ここに「展示のみOK」「既刊のみOK」などの記載があるイベントもあります。

◆パスワード設定
イベント入場にパスワードを設定することができます。
私はあまり詳しくないですが、パスワードが必要なジャンルの場合や、なんらかのシークレットイベントのときに利用するといいかもしれません。
これの応用で○歳以上限定イベントなどの意思確認とかに利用することもできそう(タバコ・酒の年齢確認ボタン的な感じで)ですが……。

◆イベント開催日時
イベントの開催日時で、「00:00」から「23:50」までを指定できます。
一般参加者は指定された時間しか会場に入ることはできませんが、サークル参加する場合は時間外入場が可能なのでこの期間を利用してサークルカットやお品書き、店舗外観を調整できます。
また、書き込みボードへの書き込みができるのもこの時間内です(自分のボードの書き込みへの返信は時間外でも可能です)。

サークル参加者がこの時間内ずっと会場内にいる必要はありません(設営さえしてあれば当日全くアクセスしないことも可能)。

開催時間を長めに設定するメリット
・用事などで特定の時間しかアクセスできない人でもアクセスしやすい。
・人が分散しやすく、サーバへの負荷が比較的かからない(多分)。

開催時間を短めに設定するメリット
・主催が会場を監視しやすい。
・短い時間に人が集中するため、イベントとして盛り上がりやすい。
 ・0時直後のサーバが重くなる時間を避けることができる。

こんな感じで長時間開催・短時間開催のメリットをあげてみました。
私が思いついただけなので他にもなにかあるかも。

また、よいとこ取りをする方法としてコアタイム方式があります。
イベント自体は開催状態にしておくけど、「主催が管理できるのは○時~○時ですよ」と宣言しておく形式です。多分。
これも特にデメリットはないので(あるとしたらコアタイムがあまり周知されずに結局長時間開催と同じ感じになってしまうことくらい?)、このあたりの情報の周知・共有ができる人ならこの方法がいいかも。

個人的な話:私は何が何でもイベントを最初から最後まで見ていたかったので11時00分~23時50分にしましたが、参加者でアフターおしゃべりとか余韻に浸ったりとかしたい場合はもうちょっと早めに終了しておかないと一瞬で日付が変わってしまいます。

◆エリア設定・サークル参加募集スペース数
ピクスクにはスペースが10個のエリア、24個のエリア、50個のエリア、100個のエリアがあるので(ホールとして考えるとわかりやすいかも)、どの規模のエリアをいくつ作成するかをここで設定します。
同じ50スペース募集でも「10スペースのエリアを5個」と「50スペースのエリアを1個」だと印象が変わると思うので、この辺は主催の好みで決めてしまっていいと思います。
エリアを1つしか使用しない場合はエリア設定を「エリアをわけない」にすればOK。

ジャンルやカップリングでエリアを分けているイベントが多めの印象です。
また、会場の入り口は一カ所固定なので、広いエリアの入り口から遠いスペースだと移動が大変になってしまうというデメリットもあるので、個人的には24spエリアが好きです。

とはいえ、ここはあとから変更できるので最初はエリアを分けずに10~24spでイベントを作成してしまってもよいかもしれません(ジャンルやカップリングの規模にもよる)。減らすことはできないので、だんだん拡大するのがいいのかな。

◆スペース設置設定
これがめっちゃクセモノでした。
主催する方は気をつけて欲しいところです。

・自動→申し込みサークルを自動で配置。配置後に手動で変更可能。
・手動→申し込みサークルを手動で配置。

ここだけ見ると「手動にしてしまうと配置漏れがあるかもしれないし、自動にしておいてあとで手動で変えよう」って考える人が多いんじゃないかと思うんですが(実際に私はそうしました)、ここで1つ問題になるのが、「自動で配置されたサークルは決済完了後、そのまま参加サークル一覧に公開される」ということです。

そのため、スペースを自動配置にする場合は

・受付直後の配置は仮配置であること
・正式な配置は○月○日○時に公開すること

このあたりの周知を徹底しないと情報が錯綜します
また、サークル参加される方に対しては周知できても、一般参加の方への周知はやや難しいと思うので(サークル一覧はサークル参加していなくても閲覧できる)、配置漏れに十分気をつけることができるならサークル配置は手動で行った方がよいかもしれないと感じました。

サークル配置部分のUI自体が、まだ改善の余地があるように思うので、そのうち改善されそうな気もします。

◆サークル参加受付開始日・締切日
サークル参加申し込みができる日の設定です。
開始日はイベントページが用意出来次第でよいと思いますが、サークル参加数に限りがあり、満了する可能性がある場合は「事前に参加受付日を告知し、参加受付を開始する」などの措置が必要かもしれません。

締切日の方は開催前日まで設定可能です。
私はできるだけたくさんのサークルに参加してもらいたいと思ってマジで前日の23時〆にしました(今は決済の関係でそこまで遅くはできないかも)。

ただし、気をつけたいのは、「サークル参加申し込みが可能ということは参加サークルが未確定」というところです。
参加サークルが確定していない場合、サークルリストや会場マップを作成できなかったり、参加サークル側も自分のスペースを公開できなかったり、色々デメリットがあることは認識しておくとよいと思います。

主催、サークルの作業時間を考えるとイベント一週間前には締め切ってしまうのが無難かもしれません。

また、これもあとから変えることができるので、一度正式に締め切ったあとに、追加募集して追加募集区画(エリア)を作るなどの措置をとることも可能です。
これもうまくやらないと情報が錯綜しがちだとは思うのでイベント規模、企画の有無や主催の処理能力と相談なところはあります。

◆サークル参加料金
お試し期間が終わったので、現在は有料です(550円~)。

「1サークル参加につき、550円またはサークル参加料の30%のうち、大きい額のシステム利用料が発生します」

とのことなので、サークル参加側としては「大体550円くらいがシステム利用料に入って、それを超えた分が主催に入る」くらいの認識でいいと思います(1850円の参加費のイベントだとシステム利用料が555円になる計算かな)。

550円に設定すると主催にはなにも入らない計算になりますが、イベントを主催する上で必要な労力って0ではないので、その辺りは多少加味してもいいんじゃないかと思います(これは個人の考え方なので、他の考え方を否定する意図はありません)。

こちらの記事などでよく考えられていました。
今後の「けも好き」~pictSQUAREサークル参加費を考える~

◆一般参加料金
将来的には設定できるようですが、現在は0円にしか設定できません。
設定できるようになれば、なんかこう……、会員制イベントみたいでちょっと楽しいかもしれないな、って勝手に思っています。

◆サークル参加時の追加設問
私は使用しませんでしたが、本来はここで「ジャンル」「カップリング」などを入力してもらうことが多いと思います。
冷静に考えてみると参加者がほとんど知り合いだからってサークルカットと普段のツイートでなんとなく配置決めちゃってたけど、本来これがないとサークル配置がめちゃくちゃになる可能性が高いですね。実際「ナツフェス」はめちゃくちゃでした(めちゃくちゃでしたではない)。

ジャンルやカップリングの入力方式はコミケのジャンルコードや、赤ブーブー社さん、スタジオYOUさんなどの申込み要項に沿った形にするとわかりやすいと思います。みんな(イマジナリーみんな)それで慣れていると思うし……。
個人的には「申込時にキャラクター名を略さず、○○×●●の形で記載」の注意は入れておくのがおすすめです。

とはいえ、せっかく自分でイベントを主催するわけなので、普段とは違う申込み方法を可能にするのもありだと思います(攻め中心とかリバとか)。ただし、その場合はサークル配置をどういう形にするか、先に告知しておいた方がいいかも。
書きながら思ったけど特に特殊なジャンルわけしてなくてもサークル配置についてはイベント要項に一筆あると申込みする人も安心かもしれないですね(受け基準でまとめます、学校ごとにエリアをわけます、など)。

ちなみにこの追加設問は回答「必須」「任意」を選べるのでここの設定も注意。あとから増やすこともできますが、回答欄ズレとか回答漏れとかのリスクがあるのであまりおすすめはしません。サークル募集時にはちゃんと決めておくのが理想です。

ここまでかなり長くなってしまいましたが、ここまでがイベント作成時の項目について、個人的に思ったことです。わかりやすいように書いたつもりではありますが、あくまで個人の感想ではあるので実際に作成する際は参考に止め、公式のヘルプを参照するようにしてください

主催がやること

ここからは開催決定から当日~後日までに主催がやることについて。
繰り返しになりますが、あくまで私個人の考え方なので、主催が変われば考え方が変わる部分も大いに有り得るため、そこは承知の上で読んでいただけると助かります(めちゃくちゃ保険かけてしまう人になった)。

とはいえナツフェスは基本的に身内中心でやったので、主催としてやらなければならないことは少なかったと思います。
わからないことなどはリプライ、DMで伝えることができ、そもそも私を主催として認識していて、かつ私に対して好意的である人が参加している状態なのでトラブルも極めて起きにくい状態にありました。これはひとえにそうして私を気遣ってくださったサークル・一般参加者の皆様のおかげなので、ここで今一度感謝申し上げます。

しかしそんなことを言っていると話が全然進まないので、それでも必要だった作業について紹介します。この辺りはどんなイベントを主催しても必要になるんじゃないかな……。

・イベント新規作成
・参加者を募る
・イベント告知(ハッシュタグ作成)
・スペース配置(サークルリスト、会場マップ作成)

-----ここからイベント中-----
・開催告知
・会場を見守る
・閉会告知
-----ここまでイベント中-----

・イベント終了後

こうして書き出してみるとマジで結構少ないな。
語弊があると困るので補足すると、「やろうと思えばいくらでも作業はあって、簡略化しようと思えばかなり作業を削減できる」ということです。
この辺りはイベントの規模や企画、テーマによって全く変わってくると思うので参考までに。

◆イベント新規作成
これはイベント作成時の項目についてで散々書いたので短めに。
ジャンルオンリー、カップリングオンリーが多い感じがしますが、Webで気軽に参加できるというメリットを利用して性癖縛りのオンリーや印刷媒体縛りのオンリー、ワンドロをピクスク会場内で開催する、など色々できそう。
参加サークルを1spにして握手(概念)会にする案なども見かけました。それはそれで楽しそう。

また、実は同日に複数のイベントにサークル参加もできます(アバター画像、店舗画像をイベントごとに変えることはできない)。なので、イベント日がどこかと被っちゃうかもしれないというのはリアルのイベントより気にしなくてもいいかもしれません。

◆参加者を募る
これはちょっと賛否あるかもしれませんが、私はイベント発足前に、参加してくれそうな友人知人に参加のお願いをして、ある程度人が集まれそうな日をイベント日に指定しました。
やり過ぎても身内に都合のいいイベントになってしまうし、一人で突然発足すると都合がつかず参加できない人が多くなってしまう恐れもあるので、この辺はバランスが大切だと思います(私がうまくやれているかは……)。

余談ですが、企画がきっちり立ち上がるまで(立ち上がり後も)企画の内情に関するやりとりはあまり表立ったところでやらない方が企画はスムーズに進む印象があります。

◆イベント告知
今回の「ナツフェス」は身内のイベントということでイベント用のTwitterアカウントなどは作りませんでしたが、普通は作った方がよいです。自分のアカウントでイベントの宣伝をすると自分のアカウントがめちゃくちゃになるし(私のTLは既にめちゃくちゃなのでいいですが)、そもそもイベント情報を知るために個人のアカウントをフォローする必要があるのはちょっと不親切だと思うので……。おそらくそんな日は来ないと思いますが、ナツフェス2があればそのときは作ります。

ユーザ名をイベント名+α(主催とか)にして、bioに概要を記載(イベント概要、開催日時、あればハッシュタグ、主催)、ピクスクのイベントページへのリンクを貼れば十分だと思います。

イベント用のハッシュタグはあると当日楽しいので作っておくのが個人的にはおすすめですが、この辺もジャンルや主催の同人スタンスと相談してください。イベント参加者の新刊サンプルやお品書きをアカウントでRTするかどうかもイベントの規模や傾向によりけり。
私は基本的に「イベント告知用アカウントをフォローしている人はイベントの情報を知りたい」ということを念頭に運用すれば大丈夫だと思っています。

ピクスクのときの話ではなく恐縮ですが、以前プチオンリーを開催したときは規定のハッシュタグをつけてある新刊サンプル・お品書きツイートをモーメントにまとめるなどの企画を実施したことがあります。今だとTogetterとかmin.tでまとめるもの便利かも。
これは実施する場合は実施することを事前に伝えておくとトラブルが起きにくいです。

また、オンライン即売会ってまだそこまでメジャーではないので、こまめに告知して存在を知ってもらうのが大切だと感じました。

◆スペース配置
主催の一番の大仕事のうちが多分これです(諸説あります)。
配置漏れに気をつけることが一番大切です。
21spだけでも漏れがないか相当緊張しました(実際は漏れがないか確認できる画面がありますが、なんか不安でめちゃくちゃ確認してしまった)。

大抵のイベントでは「ジャンルごと」>「カップリングごと」>「傾向ごと」で配置を固めることになると思いますが、スペース配置をどういう基準で行うのかはイベント要項に一筆書いておくとよさそうですね。成人向け・全年齢向けをエリアわけするとかも可能なのが個人的にいいなと思いました(実際やるかどうかは置いておいて)。

色々なイベントに行ってみましたが、カップリングごとに空きスペースを入れたり、人がいっぱいにならないように間を空けて配置したり、みんな試行錯誤しながら工夫しているみたいです。

個人的には真ん中の噴水広場付近や、畑やテーブル・イスのある辺りでは記念スクショを取る人が多いので、スペース数に余裕があればその辺りは空きスペースにしておくと、スペース映り込み問題が起きにくいかなと思いました。

◆イベント中
開催日時になったらイベント用のアカウントで開催を告知して……、あとはそんなにすることはないです。時間ごとになにか企画とかをやっている場合はそれの支度やなにやらしつつ、トラブルがあったときのために通知は常に見るようにしておけば(メッセージの通知とか来るので)自分ものんびり会場をうろうろする感じで良いような気がします。

サークル参加数がそんなに多くなければみんなのメッセージボードにに参加のお礼を書き込んだりするといいかも。人数が多い場合は定型文かな……とも思いますが、これは好き嫌いがありそうなので場合に応じてですね。

トラブル対応に関しては、特にトラブルがなかったのでここで対策等を書くことはできないんですが、そもそもピクスクは一般参加の時点で電話番号登録をしているはずなので、そこまでおかしなことは起らない……といいな……(希望?)。
なにかあったらイベント会場からユーザを退場させることもできたはずなので、その辺りで対応することになると思います。
公表はしておかなくて良いと思いますが、こういう行為に対してこう対応する、みたいなことは事前に決めておくといいと思います。想定外のことがあると結構びっくりしちゃうと思うので……。

私の場合はイベントに参加してくれている友人と通話をしながら会場を見て回っていました。一番楽しい時間でもあると思うので、これから主催をされる方がみんな楽しくなれるイベントがたくさん開催されるといいなあと思います。急に作文になった。

あとは時々Twitterでハッシュタグやイベント名を検索してみんなが楽しんでいる様子を眺めていました。こういうときハッシュタグあると便利ですね。

閉会時間になったら閉会宣言をして終わりです。
会場全体アナウンスとかがあるわけではないので、だんだん人が消えていく光景に寂寥感を覚えます。会場全体アナウンスはぜひ実装して欲しいね。
開催が終了してからもイベント会場にはアクセスできることが多いですが、サーバへの負荷などを考えたら終わったら速やかに退場してもらえるようお願いするのがよいかもしれません。実際サーバへの負荷がどうなってるかとか中の人ではないので全然知らないんですが……。

◆イベント終了後、お礼
せっかくなので、終わったら参加してくれた方に感謝のコメントなどをして終わるといい感じです。楽しかった時間を共有できたお礼に自分の言葉で書くといいんじゃないかと思います。こういうお礼の文章書いているとき、私は感極まってきて結構泣いてしまうんですけど、オンライン即売会でもそうなんだな……ってしみじみ思いました。

また、イベントボードの返信はイベント終了後でも可能なので、もらったコメントにはゆっくり返信することができます(イベントの規模によっては不可能な場合があるかもしれません)。
これは主催権限じゃなくて、サークル参加されている方はみんなそうなので、周知しておくとよいかもしれません。

イベントまでの流れは大体こんな感じです。
あくまでも半分クローズド・身内に固めてもらって開催したイベントなので、実際にジャンルやカップリングに大きく呼びかけて開催する場合は違う部分も出てくると思います。

それでもこう……、私はオンライン即売会を主催してみてものすごく楽しかったので、もしもこれから主催を考えている人の背中を少しでも押すことができたら、と考えてこの記事を書きました。

なんかもっとレポみたいなものを書くつもりだったのにノウハウ記事に近くなっちゃったので、レポはレポで別途簡単にまとめようと思います(参加していただいたみんなにサークルスペースの公開許可までもらったのに今回書き切れなかったので)。

問題点・改善点について

わざわざ章を作っておきながら、そんなに大きな問題点とかはなかったんですが、他のイベントの様子などもを見ていて思ったことが一点。

これは私も「プチオンリーの主催ならやったことあるし、簡単にできるでしょ!」って思っていたところがあって……、これが結構大きな間違いだったので、その点は理解しておく必要があると思います。

そんな単純な主催私以外いないとかであればここから先は杞憂なんですが、自分が主催ってことは「トラブルやその対応をイベント主催会社に代わってもらうことができない」んですよね。トラブルがなかったからよかったものの、ここを理解しないまま主催をしてしまったのは結構大きなミスだったように思います。

コミックシティなどであれば、申込み方法、参加方法、サークル配置の基準、イベント中の振る舞い……そういったものがすべて共通のルールとして提示されていて、対応はイベント主催会社がやってくれます。それに、参加に慣れている人も多いのでトラブルは起きにくい(多分)。

それに対して、ピクスクのイベントはピクスクというシステムの規約はあっても、一つ一つのイベントの規約と対応は主催者任せになっているのが現状です。
これ多分結構大変なことで、イベントの規模とかによっては質問対応だけでだいぶ時間を取られてしまうこともありえるんじゃないかと思いますし、ある程度自分で考えて決断ができることが求められる部分も多々あるな、と感じました。

とはいえ、サークルの配置さえしてしまえばイベントは自動的に始まって自動的に終わるので、主催になにかがあって開催自体ができなかった! ということにはならないのは利点です。どこまで主催側で対応するかなども含めて決めておくとよいかも。

脅すような感じになってしまっていたらあれなんですが、その辺りはピクスク側からもそのうちテコ入れがありそうですし、オンライン即売会にみんなが慣れてきたらもう少しやりやすくなるんじゃないかと思います。

Tips

ここから下はここまでの流れでまとめきれなかった諸々です。
開催時のtips的なものもあるので、開催を考えている方でちょっとでも色んな情報を見たいという人向け。

イベント開催時間
11時からだと寝坊する人が少ない。

噴水の周り
なんかだんだん人が集まってくる。

チャット
会場内のチャットで意思疎通取るのは結構難しく、伝わらないことも多いことは事前に周知しておいた方がいい。特に店舗内・外、固定発言についてはわからないことも多い。

固定発言
@をつけて発言すると発言を固定しておける。
これを出しておくと自動退席にならないので離席中に利用できるが、動くと消える。

記念撮影(スクリーンショット)
アバターのスクショを取りたい人は多いので、イベントに参加した時点でスクリーンショットを取られてSNSにアップロードされる可能性があることに同意してもらってしまうと楽かも。上で書いた通りその場のチャットで許可取るのが結構難しい場面もあるので……。
ただ、これはこれでスクショ禁止のアバターでは入場しないよう周知しなければならなかったりして別の問題が発生します。むずかしい……。
イベントによっては撮影エリアを別途作っているところもありました。

ネットプリント
当日のみに指定されていると当日は印刷しに行けない人がいる(主催とか)。
指定のコンビニがない場合もあるので、たくさん見てもらいたい場合は複数登録・期間は当日以降少し幅を取るのが無難かも(イベント終わると会場に入れなくなるので、限定でなければ終了後にTwitterなどに出すのも手)。

サークルマップ・アバターが更新されないとき
Chromeの場合は設定→閲覧履歴データの削除→キャッシュされた画像とファイルのチェックをONにして「データを削除」ボタンを押す→F5で画面を更新して会場に入り直すと大体更新される。
ただし、上記の操作を行っていない人の画面には反映されないことがほとんどなので、途中でアバターを変えること自体あまりおすすめしません。

おわりに

だいぶ色々と書きましたが、実際にやってみないとわからないことが多かったので、経験が誰かの助けになれたら幸いです。

個人的に、オンライン即売会は現在の同人誌即売会の完全な互換になることはないと思いましたが、互換にならないからこそ、別の文化として発達していく余地があるんじゃないかな、と考えています。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

※ この記事は2020/10/16に書かれたものであり、pictSQUAREの仕様についてはその当時のものを元に書いてあります。今後、変更などがあった場合は現実に即さない内容になる可能性があることをご了承ください。

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