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【インタビュー】にしき恋 萩原さん、斎藤さん

篠山で活動されている学生がどのような思いを持っているのかを知るべく、丹波篠山市で活動されている学生団体にインタビューしました。

今回は、神戸大学地域密着型サークル「にしき恋」に所属されている萩原さんと斎藤さんにインタビューを受けていただき、活動も見学させていただきました。お二人がどんな思いを持ちながら、篠山で活動されているかご紹介します。


にしき恋さんについて

神戸大学の地域密着型サークル。丹波篠山市西紀南地区と連携し、毎週末の土日祝を基本の活動日として、農業ボランティアを中心に活動されています。また、農家さんから借りた耕作放棄地での黒豆等の栽培にも取り組まれ、生産から販売まで自らの手で行われています。

インタビュー内容

篠山の認知と活動のきっかけ

サークルに入るきっかけやそれ以前の篠山の認知について伺うと、斎藤さんは、食べ物に興味があり、食に関する活動をしたい思いでサークルに入られ、それ以前は篠山のことはご存じなかったそうです。一方、萩原さんはサークル入会以前から篠山には何度か来られたことがあり、もともと篠山のことは好きだったとおっしゃっていました。サークルには、農作業できる場としてや、にしき恋さんのサークルメンバーに農学部が多いことから、同学部のつながりを増すために入会されたそうです。

篠山の魅力と活動して感じたこと

篠山の魅力について伺うと、共通して篠山の自然のことを挙げられていました。光が少なく月がきれいなことや、人が少ないことで虫や自然の音が聞こえたりすることを魅力に感じられているそうです。萩原さんは篠山について「程よい田舎」だと感じられているようでした。加えて、斎藤さんは人の距離の近さや地域の温かさも感じられているようでした。さらに、篠山には美味しいものが多いという印象を感じられており、「おいしいものは北海道にも負けていない」と語られていました。

活動を通して感じたことについて、斎藤さんは、自分たちで作った作物などが「いろんな人にわたっていくのがうれしい」と語られていました。萩原さんは、大学で農村経営を専攻されている背景から、サークルでの活動が実践的な学びになっているそうです。農業ボランティアで農家さんと関わることで、「生産者のじかの声が聞けるのは楽しい」とお話しされていました。

篠山でやってみたいこと

お話を伺っていく中で特に熱が入っていたのが、篠山でやってみたいことについてお話されている時でした。斎藤さんは、黒枝豆以外の食べ物を育てたり、それを直売所で販売したりしてみたいとのこと。「農家さんと同じように、消費者にもう少しいろんなものを届けたい」とおっしゃっていました。卒業後については、食に関わる仕事がしたいと考えられているそうです。篠山とは「篠山は好きなので何かしら関わりたいと思っている」とお話しされていました。萩原さんは、都市の学生が気軽に来られる環境づくりをしてみたいとお話しされていました。卒業後も篠山だけでなくても「都会とのつながりのことはやりたい」と語られていました。

最後に(筆者)

今回のインタビューを通して、お二人が自らの関心や専攻を活動や今後の展望につなげられている姿が印象に残りました。篠山で活動されている学生さんの中には「〇〇をやってみたい!」という思いはお聞きする機会こそありませんが、たくさんお持ちなのかもしれません。大学や部、サークルの壁を越えた交流の機会を増すなど、篠山で新たな活動を起こしやすい環境の整備や「やってみたい!」という思いのサポートの必要性をインタビューを通して感じました。

最後になりますが、にしき恋の萩原さん、斎藤さん、インタビューをお受けいただきありがとうございました。