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【2023セミナー】コピーライティングとデザイン

 セミナー「コピーライティングとデザイン」の全6回(3日間)の講義が終 了しました。講師はコピーライターの二階堂薫先生です。
二階堂先生には2017年より講師としてお世話になっております!
 受講生のご要望もあり、
 スピンアウト企画として、「チラシづくりスキルアップ講座」を3月17日
(日)18日(月)を開催します。お申し込みはこちらより↓

講座の振り返り

第1・2回(1/27(土)13:10〜16:25)
【伝えたい相手に伝えるためには】

4マス自己紹介

【主な内容】グループワーク
・もっと聞きたくなる自己紹介(4マス自己紹介)
・ふだん何気なくつかっている言葉を自分のことばで表現しよう
・これは伝わる・これは伝わらないな〜をディスカッション

 「伝えた」・・・「伝わった」は違うということ。
二階堂先生がこの講義で伝えたかったポイントはこれではないかと思います。グループワークを通じて日頃何気なく使っていることば(二階堂先生曰く:マジックワード)を自らの言葉に置き換えて表現するワークを行いました。
「地域とは・・」「多世代交流とは・・・」
ワークの順番として
たくさん書き出す(受講生はここが一番大変そうでした)→分類・整理・並べ替え→優先順位をつける→まとめる→寝かせる(個人にはこの寝かせる作業は重要と思いました)→相手の視点で見直す(※ここも重要)→グループ発表
相手のために、自分のことばで、優しいことばで、シンプルに伝えることが重要であることがわかりました。


第3・4回(2/10(土)13:10〜16:25)
【コンセプトを設定しよう】

【主な内容】
・グループワーク もっと聞きたくなる自己紹介(4マス自己紹介)
・コンセプトとは・・・
・グループワーク コンセプトを考えよう

今回の4マス自己紹介は、①呼んでもらいたい名前②学びたいこと
③あなたが売りたいサービス・ビジネス④小6の児童にわかることばで説明
前回とはグループを変えて4マス自己紹介を行いました。
自己紹介終了後、二階堂先生よりコンセプトについて説明がありました。
・コンセプトとは何か?
 コンセプト、行動、デザインが三位一体となってバランスよく構成されるもので、変わらないものである。または、軸や芯になる視点である。
・コンセプトがあると?
 相手のためにつくるもので、するべきことがはっきりし、立ち戻れる場所である。
・コンセプトの役割
 耳で聞いて一瞬でわかる、イメージが浮かぶ
・わかりやすいコンセプトの特徴
 短く・簡潔で、だれにも理解でき、事実を言葉が一致して、具体的な数字、動詞、名詞がある。
例)消せるボールペン(フリクション)など・・
・ワークショップ
 コンセプトを考える(手がかりシートを使って)
 書き出す(たくさん)→重要なキーワードを見つける、→これしかない組み合わせを選ぶ(意外性・ギャップ)→「まさかの」をつけて呼んでみる。
それぞれのグループでコンセプトについて、発表がありました。

まわしよみ新聞

第5・6回(2/24(土)13:10〜16:25)
【デザインの基礎,専門家との連携ポイント,ローカルを編集する】

【ワーク内容】
・デザインの基礎
・専門家との連携ポイント
・ローカルを編集する
・伝わるデザインの研究・編集体験(ワークショップ)

 4マス自己紹介からスタート。今日の学習のポイントは、
・デザインにおける意図の重要性
・相手を常に意識する重要性
・自分の言葉で考え、伝える重要性
前半はレクチャーを中心に進み、受講生からの質問に答えながら、
進行していきました。
印象に残ったことば。
・いきなりPCに向かってデザインせず、ラフを描いてみる。
・読み手の視線の流れを意識すること
・デザインは足し算ではなく引き算(色は4色程度、余白も大事、詰め過ぎない)
・それ要る?を常に自分に問いかける
・シンプルな字体をつかう
後半はまわしよみ新聞をグループでつくり、発表しました。(編集体験)

以上、3日間、全6回の講義を通して、受講生からは、
・集客や目をひくことはとても重要であることはわかりつつ、早く受けたい講義だったので、学びが多くとても楽しかったです。
・座学で学んだことを実践に落とし込むことを忘れがちですが、基礎を確認しながらやっていきたいです。引き算を忘れないようにします!
・ワークも講義も楽しかったです。
などの感想をいただきました。

 二階堂先生の講義は、顧客の目線で、わかりやすく、自分のことばで・・・引き算をする。頭でわかっていてもついつい、たくさん文言を並べがち。受けては読んでくれないという前提で、どう表現するかが大切なことであると学びました。受講生も制作物をつくるときは、小さな二階堂先生が肩に乗って問いかけてくるイメージを持ちながら、自問自答しながら、伝えたいメッセージを表現してほしいと思います。

セミナー「コピーライティングとデザイン」の講座ページは下記よりご覧ください↓

https://school.tscapital.jp/program.php?id=245