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冷蔵庫のドアに磁石がつかなくて打ち砕かれる固定観念

ご報告が遅くなりました。あのあと新しい冷蔵庫は無事届きました。

旧冷蔵庫は最後までなんとか冷気を保ち、新冷蔵庫が届く朝に全ての食材をクーラーバックに入れて保存することができた。15年使った冷蔵庫が空っぽになった。お別れのときが近い。ちょっと寂しくなってハグした。そしてコンセントを抜いた。ハグからの命を絶つというシークエンスである。

かくして我が家の台所に新たな冷蔵庫が登場した。前より大きい。たくさん入る。まだどこに何を入れるのか習慣づいていないので、おろおろと食材を入れては移動したりしている。

そしてびっくりしたことがある。

扉にマグネットがつかないのだ。

聞けば、扉面はガラスでコーティングされているという。確かにピカピカであるが、まさか磁石がつかないなんて。給食の献立もホワイトボード行き場のない水道マグネットも全部磁石で貼れない。そんなこと考えもしなかった。冷蔵庫=磁石付くだった。

だいぶ生きたなぁと思っても、生活のうっかりしたところで思い込みを打ち砕かれることがある。でもこうやってちょいちょい砕かれないと、新しい風が入ってこない。溜まった水は濁るのだ。

最近ハッとしたことだと、このツイートなんかもそう。

ジャングルの木が風で揺れる。当たり前のことである。当たり前のことなんだけど、Googleマップに慣れた体だと、空から見た景色から風を感じることってない。写真は時が止まってるから。実際は空気の流れがあって、景色が生き物のように動いている。そりゃそうだ。こうやって頭のなかの「当たり前」をアップデートしていかないといけないなぁ、と思う。

さて、冷蔵庫だ。とりあえず給食の献立表はマスキングテープで貼ることになった。週末に買い出す食材をメモしていたホワイトボードは、まだリビングに(仮)な感じで置いてある。どうしたものかなぁ、と調べてみると、ガラス面に貼り付けられるホワイトボードを見つけたりする。こんな商品があるんだなぁと、また頭に新しい風が入る。


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