ここ1年、娘は『半分、青い』『まんぷく』と、朝ドラをずっと見ている。

『まんぷく』は明日いよいよ最終回だ。長谷川博己演じる萬平さんは過去3回くらい無実の罪で捕まっており、娘は「もう萬平さんも捕まらないだろう」と、指名手配犯が逃げ切ったみたいなことを言っていた。

で、次の朝ドラ『なつぞら』は広瀬すずが主演である。これについて娘とカミさんから、とある意見が出た。

「また広瀬すずなんだ」
「続編なのかな？」

ん？と思い聞いてみると、広瀬すず主演の朝ドラは今回が初めてではないと思っているらしい。

ところが、である。広瀬すずは『なつぞら』で朝ドラ初主演どころか、初出演なのだ。

これはどうやら広瀬すず自体に「朝ドラっぽさ」があるのではないか。

気になったのでTwitterでアンケートをとった。

30票あまりという、僕のTwitterアカウントのパワーの無さが露呈しているが、少ない母数とはいえ25%が「広瀬すずは過去に朝ドラで主演をしてた」と思っている。

朝ドラのヒロインっぽさがあるのだ、広瀬すずには。

ひたむきで真っ直ぐで、困難もあるけどそれを乗り越えて、周囲の大人たちの協力を得ながら成長していくような、そんな「ぽさ」があるのだ。

なんなら前世で一回朝ドラやってたかもしれない。並行世界では5回くらい朝ドラで主演してるかもしれない。僕らは単に記憶を消されているだけかもしれない。初出演のわけないよねぇそうだよねぇ。

ひとつ確かなのは、『なつぞら』の主演により、「広瀬すずは朝ドラで主演をしていた」という思い込みが、ようやく真実に変わるということだ。時代が追いついた。なによりである。