今、自動車産業は大きな変革期の時代を迎えています。電動化と自動運転。アメリカのテスラと中国のBYDが先を行く状況ですが、新たな時代の車作りは着々と進んでいます。

トヨタは、金属加工の鋳造・鍛造・溶接などの自動化や、車両が自走して艤装工程を移動するなどの生産技術の開発に取り組んでいます。

日産は、パレットにセットしたパワートレイン部品をロボットが組み付けたり、ボディとバンパーを一体で塗装するなどのニッサンインテリジェントファクトリーを、栃木工場を起点に全車両工場への展開を進めています。

スバルは、パワートレイン工場の隣接地に電動車の組み立て工場を新設し、群馬本工場及び矢島工場のハイブリッド車生産と併せ、CO₂削減目標に寄与する計画です。

マツダは、かねてより開発を進めていた新しいロータリーエンジンを発電機とする車両を、このほど発売しました。これまでスポーツモデルを中心に使用していたロータリーエンジンですが、燃費の向上など様々な問題を達成出来ず、生産を止めていました。その後も研究は継続して、今回のハイブリッド車誕生に結びつきました。

このように、新時代の自動車開発は日本のみならず、海外メーカーも取り組んでいます。まさに自動車産業の革命といったところでしょうか。