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『宇宙は空の一点からビックバンで生まれた。世界も一人からビックバンで生まれ変わるであろう』東京とびもの学会2024大会


 2024年3月2日(土)には、元宇宙研の林紀幸さんに誘われて「東京とびもの学会2024大会」で、『国産ロケットの父 糸川英夫のイノベーション』(日経BP)を20冊持ち込み即売会を行った。

 この大会に参加する人で糸川さんを知らない人は少ない。しかし、一般的には忘れ去られた存在で、この本を出版する際にたくさんの出版社に企画を持ち込んだが、30代や40代の編集者には、糸川英夫という名前すら知らない人がいた。NHKの朝ドラで取り上げられたら本にしてやってもいいとも言われたこともある。そういう意味では、この本が出版できたことは奇跡的なことだ。

 上にある色紙の言葉にあるように、糸川さんがいなければ、今の世界的レベルの宇宙研究は日本に存在していない。JTCのキヤノン電子や堀江貴文氏のベンチャー企業など、民間にまで浸透した現在の宇宙ビジネスは、糸川さんのペンシルロケットから生まれたものだ。次に列挙するペンシルロケットはいずれもホンモノ(林紀幸さん所有)で、この大会では特別に触ることができる。 

国分寺で実験した23cm
2ピースバージョン(3ピースもある)
千葉で実験した2段式

秋田道川で実験した30cm
千葉に東大生産技術研究所があった頃のスクラップブック

 20冊が大会終了前に売り切れてしまったので、会場の板橋から十条に移動し、パレスチナ料理Bisanで食事をすることにした。

17時半にオープン(要電話確認)
フムス
ケバブとファラフェル
チュニジアの赤ワイン
羊肉と赤ビーンズ煮込み
ヤギのチーズ
クナーファ

 東京とびもの学会の参加者は、1980年代のマイコンマニアの人たちの集まりと同じ匂いがした。はじめての参加なのにこの本のおかげで、ほぼ身内感覚で接していただけるのも心地良いい。また一つ新しい生息地ができたようだ。いろいろな分野に関わるシステム工学屋ならではの経験だ!

Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。