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情報紹介27「サトルの話」絵本版

webで公開していた、「サトルの話」の絵本版が出ました(⌒▽⌒)

元々は10年ちょっと前に書いたものです。

web版のところにも書いてますが、

そもそもは、「読めなくても書けなくても勉強したい」を出した後、
「子どもと一緒に読みました」とか「子どもが読んでます」とかいう反応が結構返ってきて、それを見たサトルが
「これは支援の側にいる大人に見てほしいもので、子どもには本当は見せたくない。だって、もし自分が子どもの時にこれを読んだら、『自分の将来はこんなにつらいのか』と苦しくなってしまう。」
と言い出したのが始まりです。

サトルの気持ちもわかる。

でも、苦しんでいる本人にどう伝えていいのか、迷っている保護者の方のお気持ちもわかる。

ということで、「子どもにかけたい言葉」「子ども時代に知っていてほしいこと」を盛り込んで作りました。

元々はインタラクティブな本が作れるツールiBooks Authorで作ったんですよ。
なので、webに公開しているものに加えて、
「またずるいって言われないかな」と心配するサトルに、
「よっしゃ、おっちゃんが話に行ったる」と約束したメッセージがあったんです。

お話が終わると、サトルが読めずに立ち尽くしている場面が出てきて、
・サトルを見ている友達の場所をクリックすると友達への
・先生をクリックすると先生への
・サトルをクリックするとお家の人への
おっちゃんからのメッセージが読めるようになっていました。

今回、そこも含めて、絵本版として出すことができました(⌒▽⌒)

web版とは違った役割を果たしてくれるものだと信じています。

お手に取っていただければ嬉しいです(⌒▽⌒)

装丁はネスコプラズム氏にしていただきました。
素敵な一冊に仕上がっています。

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