野口悠紀雄（金融工学）は、専門の金融工学よりも、「超」整理法で知られている。原著が発売されてから30年経過したせいか、いささか忘れられる傾向があるので、ここに「超」整理法のエッセンスを書きたい。

書類を分類せず、ただ時間軸順に並べよ

野口氏以前の整理法では、分類にとらわれていた。
分類すると、

1. どこにしまったかわからない　亡失

2. 属性が微妙で、どちらの分類かわからない　迷子

という問題が発生する。
機械的に分類できない書類が多いのだ。
野口悠紀雄氏は、整理せずに封筒に入れて大きさを画一化して、本棚に使った順に並べる「超」整理法を考え出した。
押し出しファイリング - Wikipedia
これで、救われた人は非常に多い。
分類しなくてはいけないという強迫観念がなくなるし、分類しない、「ポケット一つ」なので、どこを探せばいいのかもハッキリしている。

封筒にタイトルを書いて並べる。使ったら左端に戻す。
よく使うファイルは左端に集まり、使わないファイルは右端に貯まる。時たま右端のファイルを見て、不要と判断したら、捨てる。